翌朝、まずは前日20日の大学選手権準々決勝の結果を確認し。早稲田が天理大に勝利したことを喜びVTR観戦。矢崎の存在はとても大きい。松沼と粟飯原の使い分けもいいと思う。このふたり大田尾監督がコメントするように甲乙付けがたい。
高校駅伝は女子も男子も楽しく観られた。長野東と学法石川の抜きん出た勝利は素晴らしい。
<藤本タツキ 『ルックバック』(集英社JUMP COMICS+、2021年)>:机に向かう少女の背中を描いている表紙を見たらアニメにしたくなった、というような劇場アニメの監督(?)の談話に惹かれて購入した。が、このマンガの良さや高評価の意味が全く分からなかった。秀作とか駄作とかの評価以前に、良さも悪さも、人物設定も状況設定も、二重構造のストーリーの意味も、現実の京都アニメ放火殺人事件への連想も、何もかも自分の感性・創造性の域外にあることだけは認識できた。
カバー表紙のグリーン基調の絵ー机に向かっている少女らしき後姿ーには確かに惹かれた。何かに打ち込んでいる背中、或いは寂しさ、他人を寄せ付けない心、孤独、などを感じた。そして、カバーを外しての表紙を見たら机上のライトスタンドが右に置いてある。右利きならばノートに手の陰が映り込んでしまい不便だろうと思い、カバーを見たらそこにはライトスタンドは左に置いてある。気になって何頁か見たら、ライトスタンドの位置は右だったり左だったり、左にあっても本棚の上にあるなど、また右にあっても積重ねた本の上に置いてあることもある。そんなことが妙に気になってしまった。
<永井義男 『中州の決闘 密殺処刑人 影山彦十郎始末帳』(コスミック・時代文庫)>:道場の唯一の女弟子(妹弟子)であるお波が親の圧力であろうか嫁に行くことになり姿を消してしまった。残念である。彼女を絡ませての物語を期待していただけに残念である。一方、聴力に優れた吉原上りのお蓮が登場した。彼女の聴力を生かした物語が本編であるが、同じようなパターンでの物語が続くと陳腐化するので次巻以降ははどう展開していくのだろうか。
<清野とおる 『「壇蜜」①』(講談社、2025年)>:『このマンガがすごい!2026』を買ったらオトコ編第2位に本書があった。すぐに買ってみた。面白い。
常識のレールからちょいと踏み外す壇蜜が面白いし、微妙な距離感を保っている著者の視線と壇蜜に対する姿勢が柔らかくていい。
壇蜜さんのブログ「黒髪の白拍子」を知って訪問してみたら文章がうまいし、字も綺麗。
<岩浪れんじ 『バルバロ! 1』(双葉社、2026年)><岩浪れんじ 『バルバロ! 2』(双葉社、2026年)>:『このマンガがすごい!2026』を斜め読みしていて、理由はもう覚えていないけれど買ってしまった(オトコ編第29位)。ファッションヘルスという(行ったことのない)異世界に棲息する住人たちの、自分とは全く縁のない人生と生活。頁をめくる度に気持ちは物語から遠ざかる。もう手に取らない。
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