2021年11月28日日曜日

また雑記

 記憶力の容量が小さくなり、新たに何かを覚えようとすると、「少年老いやすく学なり難し」の箴言が脳裏に浮かび、更に、年末を迎える今の時季となり、また明年桜の季節に誕生日が近づき、馬齢を重ねることを想うと、若い頃は抽象的に知識として覚えた「光陰矢の如し」の諺が具体的に肉体としての我が身に染みこんでくる。・・・そのようなことを感じる今日の寒空。

 7日移動平均体重が8/5以来に75kgを割って74kg台となった。下図は今年の体重変化図。3月から3ヶ月ほどで4.5kg落とした。行動が結果となって表れることが面白い。運動よりも食事であると断言できる。
 ヤクルトとオリックスの日本シリーズ決勝戦ライブを最後の50分ほど観る。野球のテレビ観戦は実に久しぶりで、もしかしたら10年以上振りではなかろうか。20代の頃はよく観ていたが、ある時期から全く興味がなくなった。プロ野球も大学野球も高校野球にも興味はないが、なぜか今回だけは優勝をかけた接戦を眺めた。延長12回でヤクルトが20年振りに優勝。
 ヤクルトの優勝というと広岡監督時代のそれだけしか頭に浮かばない。仕事をしながら日本シリーズの行方をこっそりとラジオ確認していたその年は富山から神奈川に転社した年であり、娘が生まれた年であった。

 レーズンバターが好きで最近は冷蔵庫によく入れている。好きになったのは多分大学のころ。また、ディップチーズなる洒落た用語を覚え(教えたのは修一)、19歳二十歳のあの頃はお金がない中でスタンドバーに行ったとき口にしていた。バーのカウンターで目の前のほろ酔いの女性が橫にいた男性に口説かれていて、一方では初老の男性が寡黙に飲んでいて、こっちは物欲しげにスツールにいて所在なさげに飲んでいて、一人でいる女性に声をかけられず、かけられることもなく、あのとき俺は何を期待して飲んでいたのだろう。時間を持て余して外に出て明治通りを歩いて新宿伊勢丹前から高田馬場の部屋に帰った。サントリー・ザ・セラーは今もあるのだろうか。
 レーズンバターの話を連れ合いにしたら、新婚の頃、安価ではないのでレーズンバターの作り方を覚えて自作していたとのこと。結婚47年目して初めて知った。

2021年11月25日木曜日

雑記

 最近よく聴いているBluegrassやJazzから離れ、割引価格を設定していたクラシックのCDを3セット購入。ストコフスキーのシベリウス交響曲第1&第2番、尾高忠明/札幌交響楽団のドヴォルザーク交響曲第8&第9番、ヤコビ/マリナー/アカデミーによるモーツァルトのピアノ協奏曲第21&23番。
 ストコフスキーの録音は1950年と1954年と70年前後前のものでモノラルであるが、そのことに関係なく魅せられるものではなかった。第2番が好きで、最も好きな演奏はオーマンディとフィラデルフィア管弦楽団なので、ストコフスキー指揮の演奏は全体的に荒っぽいというのか、モノラル色で静謐な北欧の森の中をアクセルを踏んで駆け抜けようとするイメージがした。オーマンディ以外にはベルクルンド、バーンスタイン、バルビローリ、インキネン、ヴァンスカが指揮するCDが棚に並んでいるが、評価の高いセーゲルスタム/ヘルシンキ・フィルのセットを発注した。よくある衝動買い。
 尾高忠明と札響のドヴォ8と9番は物足りない、響いてこない。再び聴くことはないであろう。ただただ丁寧に美しく、皆さん品良く美しく両家の子女のようにふるまいましょうね、という様なつまらないものだった。
 ヤコビとマリナーの21番は雑というのか、俗っぽいというか柔らかさに欠けていて、オレの好きな21番はこうじゃないだろうと思った。グルダ/アバド/ウィーンフィルを聴いてから再度聴いてみたが余計に嫌になった。

 ラグビー早慶戦。前半は早稲田の早い攻撃がトライに結びつき、後半もこのままいったらどこまで点差が開くのかと想ったら、後半はまったくダメでワン・チャンスのトライを1個決めただけ。モールトライなど慶応のやりたい放題。ブレークダウンを何度もされるし、モールトライは繰り返されるは、前半の5T5G-1Tが終ってみれば6T5G-5T4Gとなった。ラインアウトも100%ではないし、後半ではボールを持った選手へのフォローが遅れるし、反省点が多い。帝京戦でもそうだったがフォワードが相手に圧せられている。
 SOは伊藤(60分で故障交代)、吉村はリザーブにも入っていない。長田は40分で交代で後半の劣勢はこのせいもあるだろう。次の明治戦ではスターティングをどう組むのだろうか。
 対抗戦は帝京の優勝で、早明が2位3位どちらかになるであろう。3位になると12/18に関西3位と対戦し、次に選手権初戦となる関東対抗2位と当たる。つまり、対抗戦3位は2位より1試合多く戦うことになり、(関西3位には失礼だが)順当に行けば、準準決勝は再びの早明戦になる。この確度は高いと想っている。

 PCのヘッドホン端子からスピーカーを鳴らせるようにしていた一連の接続を取り払った。真空管プリアンプ、パワーアンプ、スピーカーセレクター、何れも小型のかなり安価な機器である。暫くは棄てずに保管しておくがいずれは廃棄することになるであろう。
 ついでにサブウーファを絡ませるスピーカーの組み合わせを変更した。2in-3outのライン-スピーカーのセレクターの接続を2箇所変えるだけだったが、変更を終えたら全スピーカーから左の音が出なくなってしまった。チェックに1.5時間ほど要し、結局は今回は手をつけていないアンプのラインアウトの端子接続が甘くなっていて、作業の途中でそこが緩んでしまった様である。接続をYラグ端子からバナナ端子に変更し、オーディオチェッカーCDで確認をし、予定外の時間を費やしてしまった。いつものことながらオーディオ機器背面のケーブル類の複雑さ、乱雑さにうんざりしてしまう。

 いつもは行かないスーパーの前で久々に焼き鳥屋さんを見る。呑むつもりはなかったが、ここの焼き鳥は美味いのでついつい種々な串を買い求め、日本酒も買い、刺し身も買い、帰宅後にはまだ正午になっていないが飲み始めた。時間はかかったが四合瓶を空けてしまった。

 iPad mini 6がやっと届いた。セッティングをやや特殊にするために時間がかかり、またスタンドを購入するのにああでもないこうでもないと迷い、2日かけて終了。

2021年11月20日土曜日

日日是好日ヵ

 15日、大谷翔平選手の記者会見、ライブで見ていて最初の質問が長すぎるし内容もグダグダとしていて呆れる。その後も食事とか結婚とか他の選手への感想とか、見ていて嫌気がさしチャンネルを変えた。テニスの大坂なおみさんの時の酷い質問が重なる記者会見を思い出した。質の低さはスポーツ関連のみではないが・・・。

 日比野弘さんが亡くなった。早稲田のラグビー部監督では大西鐵之祐さん-日比野さん-清宮さんがまず浮かんでくる。

 頭を使わない趣味的作業に時間を割きすぎている。時間の浪費とは分かっているが、一度手を付けると単調であるだけに抜け出せなくなる。
 USB2.0のケーブルを追加購入し、PCからUSB経由で音を出す選択肢を増やした。オーディオにおいてはさすがにUSB切り替え装置なるものには手を伸ばさない。PC、オーディオ、テレビ関連でケーブルの引き回しがさらに煩雑になってきていて、日常のセッティングにもブロック線図は必須。

 昔は「朝まで生テレビ!」をよく見ていた。見なくなって久しい。筑紫哲也やテレビ朝日の夜のニュースもよく見ていたし、日曜日TBSの「サンデーモーニング」も録画しては見ていた。・・・今、テレビのニュース番組は殆ど見ない。精神衛生上よくないものには触れない。
 「加藤陽子の近代史の扉」に次のように記載があった(web版毎日新聞)、「故牧原憲夫の名著「客分と国民のあいだ」が正確に描いたように、近代的民衆の典型的な「安穏に生活できればよい」といいながら、「アイツラ」を横目でじっと見ている」。この状態にペタッと貼り付いている。

 大谷翔平選手が満票でMVP。素晴らしい。 寒くなってきた。以前よりは寒さに弱くなってきたような気がする。
 焼酎もお湯割りになり、北海道から取り寄せた柳葉魚を焼き、マヨネーズと一味唐辛子を皿の隅に盛る。温かい酒と肴、美味。

2021年11月15日月曜日

最近好きになったブルーグラス・バンド、海外の女優

 Petersensが好きになって彼らの演奏をYouTubeからダウンロード(DL)、あるいは購入したりして楽しんでいる中、偶然にSouthern Raisedを知り、夢中になってしまいどっぷりとはまり込んだ。
 Lindsay、Emily、Sarah、Matt(Matthew)のReith家族で構成されるバンドで、約13年間活動した。Sarah(バンジョー/テノール・ヴォーカル)が2019年に結婚してバンドを離れ、3人での活動となった後、2020年にバンジョーをメインとするAlexが加わって現在の4人となっている。クラシック音楽の教育を受けているためか演奏技術は高く、全員が複数の楽器を演奏するマルチ・プレイヤーでもある。
 彼らの音楽性をウェブから引用する。“Lindsay, Emily and Matthew Reith have a trademark sound that spans the genres of classical music, Celtic music and Christian Bluegrass/Roots. The vocal blend of family harmony is hard to beat, and Southern Raised combines that with instrumental talent and a desire to share their faith. ”(https://www.jubileecast.com/articles/22871/20200102/2020-marks-a-season-of-change-for-southern-raised.htm)。
 CDはSouthern Raisedのショップから直接購入するしかなく、amazonではmp3のDL購入となる。しかし、YouTubeには綺麗なビデオとともに多くの演奏がアップされており、オリジナルおよび現メンバーでの映像と音楽を楽しめる。因にビデオはMatt が監修しているとHPに書かれている。
 いまはYouTubeからDLした曲を保存し、PCやHDDオーディオプレーヤーで聴いて悦に漬っている。
 ファミリーで構成されるPetersenseはミズーリ州ブランソンを拠点に活動しており、Southern Raisedのファミリーもブランソンで生まれ、その後オザーク高原に移転している。ブルーグラスについての知識は全くないが、この音楽が発展した地域を確認し、しばし地図を眺めながら、またビデオを見ながら彼らの音楽を楽しんでいる。

 主題は変わって女優のこと。海外映画を見ては素敵な女優の画像をPCの壁紙やスクリーンセーバにしている。テレビを見ながら暇に任せてDLした女優で多いのはMarilyn MonroeやAnn-MargretやJane Fonda。何年も前からPCに入れているし、昔の女優であることは自分の年齢のせい。
 今は数十年前に活躍した人も含め、ドラマや映画を見て素敵だと思う女優の画像もPCに入れている。Andrea Osvart、Charlize Theron、Katherine Marie Heigl、前の世代だがMeg Ryan、等々60人近くにもなってしまった。最近特にファンになったのはJessica Marie AlbaとJessica "Jessy" Schram。Southern RaisedのLindsayとEmily もスクリーンセーバで切り替わる画像の一人にしている。
 日本の女優は除外。なぜかと言えば、彼女たちでは現実からの距離感が保てず、否応にも今のこの日本の現状を見せつけられそうだから。PCの壁紙やスクリーンセーバは、日常から乖離している方がよい。

2021年11月12日金曜日

本3冊

 <小山聡子 『もののけの日本史』(中公新書、2020年)>:歴史の中での思考様式の変容というものを期待したのであったが、本書では豊富な史料にモノノケ/死霊/幽霊/怨霊/妖怪がどう描かれているのかを詳細に調査研究したうえで、乱暴に言えばその事例を述べているだけ、といった感が強い。なぜにそのように捉えていたのか、その捉え方はどこに根差しているのか、時代によってなぜ変化したのか、その変化のなかでの普遍性はどのようなものなのか、等々に言及されることはない。その点もやもやした思いを抱いた。尢も、日本人の死生観などは方程式のように表されるものであるはずもないが。

 <保阪正康 『陰謀の日本近現代史』(朝日新書、2021年)>:人々の興味を引くであろうと安直に付けられた書名は好きではなく、本書にはもっと別な落ち着いたタイトルはないのかと思った。・・・それは横に措いて、テレビの「関口宏のもう一度!近現代史」で語る保坂の的確な解説やコメントにはいつも首肯し、本書でも歴史の新しい側面を勉強することができた。
 東條をはじめ旧日本軍の愚かさは充分に理解できているのだが、何故にそうなってしまったのか、その本質的な部分はまだ自分は説明できるだけの知識を持っていない。本書を含め、他の歴史書などでも指摘されるように、陸大などでの成績至上主義、閉鎖的な知識培養等々は分かるのであるが、理解不十分な点は、何故そのようになってしまったのか、なってしまっているのかという、いわば日本の中にずっしりと根を張っている基層にあたる部分の理解である。

 <今尾恵介 『地図で読む戦争の時代 描かれた日本、描かれなかった日本』(白水社、2011年)>:第二次大戦における国内外の地図(中心は日本)、そこに描かれていることから想像を巡らす、あるいは複数の地図を比較対照して変遷していることに思いを馳せる、そういうことには楽しめる本である。が、トピック集といった装いに興味が深まることはなかった。地図を描く過程、編集行為における人(組織)の動きなどを知るには物足りない。
 地図に描かれているポイントを文章ではなく、丸で囲むとか矢印を付すとか、あるいはカラーで表示するとかがあればもっと楽しめることができる。

2021年11月4日木曜日

ここ1週間ほどの雑記

 衆議院議員選挙があった。投票率は戦後3番目の低さで55.93%。圧倒的な得票数で当選した人もいれば、大物議員なのに比例復活でやっとこさ当選した人もいる。相変わらず無能(と思えるよう)な人が議員を続けることになったり、また、政党によって悲喜交交の状況があり、やはり選挙ってなんだろうな、と思ってしまう。民主主義を標榜する政治にあって、この投票率はどれくらいの数字であれば適切といえるのであろうか。そもそも多数決による選挙システムは適切といえないのではないか、多数決の暴力という言葉とともに疑問はいつもつきまとう。

 PCに落とし込んでいる音楽の曲のデータベース構成を整理し続けている。音楽プレイヤーアプリTuneBrowser、あるいはHDDプレイヤーHAP-Z1ESでの使用勝手を改善するためであり、エクセルとタグ編集アプリStep-Kを活用している。
 機械的な作業であるが、その単純な作業に夢中になってしまい、本を読む時間が大幅に減っている。1年ほど経てば終了するであろうヵ。

 そんななかにあって、32冊の本をいつもの古本買い取り会社に半年ぶりに送付。年数の経った本もあれば、最近の本もある。これら以外に引き取りに値しない本は破棄している。この行為は、まるで漬物と新鮮の食物を食べては排泄するようでもある。

 昨日午後はキッチンの大掃除。キッチン下に収納しているものをすべて外に出し、場合によっては抽出を取り外し、シートも取替え、換気のエリアも含めて徹底的に6時間かけて清掃・整理・整頓。おかげで今日は腰痛。

 今日、インフルエンザ予防接種を近くの医院で行った。接種予約の可否問い合わせを繰り返すなか5カ所目で簡単に予約が取れた。連れ合いは3日前に終了しており、ワクチン不足のなか夫婦でラッキー。

 関東大学対抗戦、早稲田が帝京に7点差で敗北。フォワードが圧倒的に劣勢。残りは明治と慶応の2戦。最低でも慶応には絶対に勝ってほしい。
 法政も久しぶりに大学選手権に出られるかも。

 樋口祐介さんが先月に亡くなっていた。1歳下の71歳。独身で独居生活だったので、那覇で死亡しているのが「発見」されたとのこと。オリジナル版全作品(小説)を読んでいる身としてはもう新作を読めないので残念極まりない。今夏に新装版となった『ピース』を読もうかと思っていたが、それが多分最後に手にする作品となろう。寂しい。