2017年1月28日土曜日

現代学生百人一首より

 毎年恒例の東洋大学現代学生百人一首より抜粋。

愛猫に癒しを求め抱きつくと母も同じか私に抱きつく
この情景に父親はいない。オヤジは癒しを求めてスナックにでも行っているのか、多少のチヤホヤを求めて。
夜ご飯じいちゃん作る芋の子を「け」と言われると僕は「く」という
山形県新庄市の高校生。「け」「く」は青森県の短縮語として有名になっているが、秋田市の伯母は食事時に「け」と言っていた。
分からない君の気持ちも数学も参考書にも答えはなくて
我が母校1年の女子が詠む。数学も「君」の気持ちもそのうち分かるさ。・・・オレの頃は男子校だったので「君」にもなれなかった。
旋盤工にじみ出る汗耐えながら極上作品ここに誕生
手に触れるものを作る喜びを知っているなら、いい人生にきっと近づく。
等差ですらもないけれどあなたとわたしは調和数列
そして、哀しみを微分し愛おしさを積分する。
責任の所在をいくら探しても豊洲の地下は空洞のまま
そもそもこのクニに「責任」という言葉はないのである。
くるくるとコーヒーカップに回されて起点を探す高一の夏
自分の基軸はどこにある、回され続けてまだ探している。
君からの通知がないか確かめる10分ごとに重なる指紋
気がつけばスマホの画面開いてるおれはなにかに操作されてる
スマホがなければ「君」にも「社会」にも触れられない世の中になってしまった。かくして紙上の言葉は薄墨となって透かされていく。

2017年1月20日金曜日

早稲田ラグビー新体制

 早稲田ラグビー蹴球部のHPに2017年度新体制が発表された。例年より早い発表で、すでに来季に向かっており、部員紹介には今季4年生は掲載されておらず、もう新学年で各選手が出ている。新主将は加藤でバイスは黒木。副務に女性が任命されているのが真新しい(過去にもあったのかは記憶がない)。委員は新4年の鶴川、同3年の桑山と佐藤真吾、同2年の岸岡。
 新入部員募集の案内も掲示されているが、知りたいのはスポーツ推薦以外の推薦合格者。もう確定している筈なのに教育学部も社会科学部もWebでは見つからない。昨年同様に2月10日あたりまで待たねばならないか。
 因みに東福岡高校でいい選手だなと思った箸本(LO)と森(CTB)はともに明治進学の様である。

 日本選手権の大学枠が撤廃され、今季が最後となる。果して大学が覇者となったのは早稲田が最後となるのだろうか。

2017年1月12日木曜日

新年会・美術館・高校ラグビー

 7日、毎年恒例の高校同窓会新年会(兼総会)。1968年に高校を卒業した13名に加えて臨時に女性が一人加わって四谷にて開催。男だけの我が同窓会新年会に女性が同席したのは初めて。いつもとは質の異なる賑やかさ(煩さ)で時間が経過し、お開きになった後は7人ほどでカラオケ。宿泊先の御徒町近辺で件の女史の要望で寿司を食ってこの日はお終い。

 翌日、これまたいつものように喫茶室ルノアールでコーヒーを飲み、以前より関心があった”宇宙と芸術展”を開催している森美術館に向かう。翌9日が最終日であったせいか想像していたよりは混んでいた-森アーツセンターギャラリーの”マリー・アントワネット展”の方がはるかに混んでいたが。“宇宙と芸術展”には漠然とした期待を寄せてはいたのだが自分には外れであった。ニュートンやコペルニクスの初版本、曼荼羅など歴史的展示物には引き寄せられるのだが、いわゆる芸術作品には距離をおいてしまう。宇宙には惹かれるが、アーティストを通した宇宙には途端に興味が薄れてしまう。いい例が大きなモービル状に吊されてメカニカルに動く作品で、すぐにその機構やギヤトレイン、駆動ベルトに目が向いてしまい、ゆっくりと動くタイミングベルトを見ては、あれはバンドーか三星かニッタベルトかはたまた椿本かなんて思う始末。あれも芸術品・美術品なのであろうか、自分のセンサーはあまり感応しない。行き当たりばったりに近くでカレーライスの昼食を摂り(若いそこそこキレイな女性の店員さんが無愛想)、六本木地下鉄改札でKYと別れる。

 録画で高校ラグビー決勝戦を観る。結果はもちろん知っているが、高校ラグビーは30分ハーフで大学や実業団などより試合の緊迫感を味わえる。東福岡と東海大仰星の試合は素晴らしい内容だった。特に東福岡のゴールライン際でのディフェンス力はとても優れている。東福岡のプレースキックの精度も高い。プレースキックの上手な森選手と体躯の大きいLO箸本の活躍が目立つし、FB古賀もいいプレーをしていた。ちなみに箸本・森は明治へ進学するらしい。古賀は早稲田へのスポーツ推薦入学が決まっている。

 やらなければとずっと気懸りになっていることがなかなか進まない。要は「難きを忍び易に就かず」とはいかず、目の前の安易な関心事についつい手を出してしまう惰弱者になっているに過ぎない。

2017年1月5日木曜日

変化のない正月

 1月2日は、ラグビー場でラグビー準決勝を観戦しながらイヤホンで箱根駅伝のラジオ実況放送を聞く、というのが本来のあるべきものだが、もう足かけ3年間もその環境下にいない。変化のないその状況がサビシイ。

 1日、睡眠不足。追加の年賀状を出し、あとは記憶にも残らない些事ばかり。高校ラグビーはまだ3回戦で大味の試合が続き、録画を早送りあるいはところどころをカットしながら観る。
 2日はラグビー大学選手権中継を一切観ることもなく、テレビで箱根駅伝を眺めては往路2位早稲田の健闘に期待を込める。息子家族と軽く酒を飲み、あとはぼんやり。
 3日は先ずは箱根駅伝。期待をかけた早稲田は6区から差を拡げられ結局復路9位の総合3位。もう一つの卒業校である法政はシード権を獲得。昨年と同じく青山学院の強さは突出している。午後から娘家族と一緒に過ごし、量は進まないが酒を飲み続ける。テレビには準々決勝高校ラグビーを流す。ベスト8の試合となるとやはりしまったゲームとなる。酔いもあって早寝。
 昨日4日は例年より早く西新井大師に初詣。お賽銭をあげ、お守りを買い、お神籤をひき、いつもの店で草団子を買う。例年と違ったことは人と行き交う道路の横で肉まんを食べたこと位か。
 本日5日、久しぶりにウォーキングをしようかと思うも強風のためにやめる。歩いて行こうとした買い物も車にしてしまう。高校ラグビー準決勝。東福岡vs御所実業は1点差の好ゲーム。最後は体力的に優る東福岡が勝つが、前半の御所実業のモールトライ3本は見事。2試合目は昨年に続いて桐蔭が仰星に敗北。しかし残り時間2分ほどの時間で5点を追う桐蔭の自陣からフェーズを重ねる攻撃は楽しめた。前半最後のトライチャンスを逃した桐蔭は惜しい敗戦で、仰星は前半風下を選択したことも勝因の一つヵ。高校ラグビー、せめて準決勝からの地上波中継放送はしないものだろうか。
 最近肩こりがひどい。電気針、家庭用超音波治療などを試すが数日でぶり返す。運動不足、PCの過度の操作、長時間の同じ姿勢、等々あるだろうが、この肩こりは本当に厭になる。