2025年12月31日水曜日

今年最後のメモ

 花園高校ラグビー、全試合をみる時間はないのでJ SPORTSオンデマンドで早送り、或いは後半のみを観戦。1回戦の勝敗予想は24試合中19試合を的中。早稲田実業は石見智翠館を下す。埼玉県代表の昌平と慶応はどちらも勝利。かつては深谷や熊谷、時に行田工業が花園に登場したが今はすっかり様変わりした。
 2回戦は予想が12/16の的中率。秋田工業は0-73で御所実業に完敗。何かにつけ秋田県は沈んでいるような気がしてならない。根拠のない勝手な思い込みだが秋田大学の鉱山学部が工学資源学部(現在は改組)に変わった頃に符合していると感じている。
 早稲田実業は予想以上に東福岡といいゲームを展開した。早稲田大学の底上げを期待する。慶応は初出場で2回戦突破。対戦組合せが恵まれているとも感じたがこれは失礼な感想であることは承知している。シード校の佐賀工業が東海大仰星に6-7と惜敗。

 1月2日の大学選手権準決勝のメンバーが発表された。スタメンもリザーブも予想通りのメンバーが発表された。

 富士山女子駅伝を楽しんだ。トップ3校(城西大・東北福祉大・大東文化大)が競っていてテレビ放送を見ていて彼女らの走りに感動もする。だが、どうしても彼女らが幼く見えるのはこちらが年齢を重ねているせいであろう。

 31日午後、近くの店にお茶を買いに行く。歩いても1000歩ほどのごく近くだし、いいやと思ってルームウェアのままに、いつもと違ってショルダーバッグを使わずに安易に尻のポケット財布を差し込んで車に乗った。店内でさっさとバスケットに商品を入れてレジに向かって会計を済まそうとしたら財布がない。車の中の運転席に落としたと思いすぐに駐車場に戻り車のドアを開けるも財布はない。店内の歩いた経路を探すもない。作業をしていた店長らしき人に尋ねるが、ない。もう一度駐車場に行ったら運転席ドアの外側すぐ近くに落ちていた。免許証から何枚かのクレジットカードも入っているので冷や汗が出た。見つかったときはホットして汗ばんでいることに気付いた。店の人にお騒がせしたことを謝罪し店を出たが、何時もと違った行動パターンを取るべきではないとつくづく感じ入った。ホントに焦った。

 <若竹七海 『まぐさ桶の犬』(文春文庫、2025年)>:『このマンガがすごい!2026』5位ということで購入(因に文春ではランク外)。著者の本では2018年末に『錆びた滑車』を読んでいて、面白い、よく練られているとメモしているも主人公・葉村晶の容貌が頭の中で作れなかったとも書いてある。その本のことは全く記憶になかった。で、今回手に取った本は5年ぶりのその葉村晶シリーズなのであるが、読み切れずに途中で、しかもかなり早い段階で投げ出してしまった。こうもきっぱりと読むのを止めるのは珍しいこと。主人公をはじめ登場人物の設定にどうしても苛だってしまい、饒舌さにも嫌気がでてしまい、それらの嫌悪感が気持ちの中に粘り着いてしまい頁を捲るのが苦痛になった。こうなるともう駄目で読み続けることができなくなった、という次第。 

  <櫻田智也 『失われた貌』(新潮社、2025年)>:『このミス!2026』と『文春』の両方でダントツの1位。顔が潰され、両方の手首も切断された死体が遺棄されていた。二つの警察署が競いながらかつ協力しながら死体の特定と犯人を追っていく。行方不明となっている男とその妻と子、そして彼女の友人とその子たちが絡み、かつての未解決事件も入り組んで日野係長は犯人を追い詰めていく。
 日野とその部下である優秀な女性刑事、生活安全課課長、県警の管理官(検死官)、日野の上司、死体発見者の家族問題、日野の家族等々、それぞれの個人・家族が抱いている問題、刑事たちの互いの距離感、女性刑事の感性が活写されている。張り巡らされた伏線が頁を進める中で次第に解き明かされるストーリー構成、会話の巧みさもありとても楽しめた。映像化されるであろうし期待したい。傑作ミステリー。

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