先月10月29日よりキッチン周りのクリーニングを実施。切掛は、システムキッチンのキャビネットの表面を被っていたフィルムが以前より剥がれてきており、これは保護フィルムを剥がしていなかったせいであると判ったことにある。20年前の新築設置時に業者が剥がし忘れていた、あるいはこちらに伝達することを忘れていたことにある。システムキッチンの製造・設置したSUNWAVEはもう存続していないし、それよりも何よりももう20年も経っている。ならばと、自分でフィルムを剥がすことにした。フィルムを剥がすのにはドライヤーとスクレーパを利用するのだが、問題は残ってしまう粘着剤(粘着ベタベタ)の除去。
ドライヤーとスクレーパでそこそこに接着剤を剥がすがそれで取り切れる筈もなく、色々の溶剤を試した。①強力シール剥がし、②常備している無水アルコール、③シンナー、④ディゾルビット。①は効果薄く、③シンナーは臭い、④は液体とゲル状を使用し、この④を塗布後にラップフィルムを張り数10分から数時間放置しスクレーパで剥がすのが最も効果的。それでも除去できずに薄く残る部分には②で綺麗に除去した。何が大変ってこの粘着ベタベタ除去が兎に角大変だった。日によっては朝の9時から12時間近く、昼食時以外は休憩もせずに作業を続けた。
台風の時季に2Fの窓に養生テープを貼り、そのまま数年間放っておいてしまったテープも除去し、クリーニングした。この作業もまた時間を要し2日間かかってしまった。
結局は一日の休日を挟んで実質7日を要してしまった。そして、キャビネットは本来20年前に眼にする筈だった新品の外観が今になって現れて空気に触れたこととなった。
そしてこの間、本は全く読むことがなかった。読みかけ、メモ記録、すべてやりかけのまま中断してしまった。
上記の作業の間の一日の休養日はメジャーリーグWSの最終戦。今回のWSは野球の面白さを存分に堪能させてくれた。
山本や大谷の話題が多い中、ドジャースの優勝を決めたムーキー・ベッツのプレイに緊張した。セカンドベースを踏んでファーストにジャンピングスロー。アウトにしてドジャースの優勝。しかし、ボールを反らしてセーフにさせてしまうとブルージェイズの優勝。こんな瞬間の一投に身を置くことが気の弱い自分としてはあり得ないメンタルの強さを感じてしまう。無論センターがレフトと交錯して捕球したファインプレイや、レフトのセカンドへの投球とセカンドの捕球等々、素晴らしいプレイがあり、ホントに楽しめた。最後に優勝ならず、ベンチのゲレーロJrが涙する姿にも感動した。
同日、勝敗の結果情報を一切見ないようにして全日本大学駅伝も録画で観戦した。早稲田はチーム新記録のタイムで5位。眼鏡の工藤が渡辺康幸の記録を30年振りに破り興奮した。
更にこの日はラグビーの対帝京戦があり、20-25で負けてしまい、録画は見ずに消した。矢崎は日本代表で欧州に遠征していて欠場。しかし、後半は1PGと帝京を圧さえていることであまり悲観はしていない。
日本と南アフリカ戦は7-61と大敗したが、日本のトライは矢崎が決めたもので、やはり彼は大学レベルではなく国際レベル。テストマッチは11月22日が最終であるから、もしかしたら明治戦からは出るのかな。
3日前より左下奥歯の周りが不調。最初は噛むと痛い、翌日になるとそれは無くなったが歯茎の奥が押すと痛い。何もせずにいると痛くはないが調子が良くない。歯の痛みとなると坂口安吾の歯痛(『不良少年とキリスト』)と『魔の退屈』が反射的に頭に浮かぶ。安吾だったか誰だったか、世の中で辛いものは歯の痛みと魔の退屈、と言っていたのを思い出す、学生時代からの記憶だから曖昧な覚えではある。