2026年4月12日日曜日

1960年代の映画2本

 久しぶりに字幕での映画、1966年制作の『太陽の爪あと』を観た。1960年代に多かった「太陽」の冠が付いた映画の一つで、それらの映画は思い出すだけで幾つかあげられる。すなわち、『太陽がいっぱい』(1960)、『太陽は傷だらけ』(1963)、『太陽のかけら』(1965)、『太陽の中の対決』(1967)、『太陽はひとりぼっち』(1962)、『太陽が知っている』(1969)などで他にもあるかもしれない。ポップスでも「太陽を探せ」、「太陽の下の18才」、「太陽にあたって」、「太陽に歌えば(太陽に歌って)」、「孤独の太陽」、「太陽の中に」、「太陽の彼方に」等々。原題と結びつく邦題があれば、全く結びつかないものもある。石原新太郎原作で「太陽族」なる言葉を流行らした映画『太陽の季節』(1956)の影響で「太陽のなんとか」が多かったのかもしれない。
 今回観た映画も原題は『The Shuttered Room』で、原題は映画のストーリーと謎ときに結びつくが、『太陽の爪あと』ってのはなんかねーという違和感を引きずる。内容は特に優れているということもなく、また駄作という思いでもなく、閉ざされた部屋に訳ありの人物が幽閉されているのだろうと察しは付く。見終わってしまえば陳腐な映画作りという感想も引きずる。5点満点の3.5点。23-4歳頃のCarol Lynleyは魅力的だった。

 続けて1964年の『震えて眠れ』(Hush... Hush, Sweet Charlotte)を観た。若いときからPatti Pageの歌を知ってはいたし、映画があることも知っていたので、正直やっとこの映画を観たという思いである。62年前の映画作りの古さは無論あるが、その古さに郷愁めいたものもなく純粋に当時の俳優の容子や台詞回しが楽しめた。現代の映画を観ることは殆どないし、見ようと思うのは1960年や70年代のものである。Marilyn Monroeの12枚組DVDは持っているしAnn-MargretのDVDも棚に並んでいる。やはり自分の若い頃を懐かしむ気持ちと、今の時代に馴染めない自分が混在しているのかもしれない。