2022年5月1日日曜日

PC、酒の肴、『占領戦後史』

 3台使用しているノートPC1台のモニター開閉ヒンジ部が壊れた。ネジの緩みと破損であり、通し穴を空けて小ねじとナットで締結し修復した。外観上はみっともないが仕様が無い。

 カンブリア宮殿でマウスコンピュータを紹介していた。今までにここのPCは5台ほど購入している。すべて春日部ダイレクトショップで購入し、今も2台使用している。何年か前に友人が買い換えをするときもマウスコンピュータを薦め、秋葉原で購入した(させた)。

  新玉葱をスライスしていたらスライサーの歯で親指の皮をスライスしてしまった。ドレッシング化しないように流れた血は直ぐに止めた。

 ビールを飲んで日本酒(会津中将と楽器政宗)へと進み、その後は爆睡昼寝。
 この日の肴は①オクラ、②茄子、③胡瓜、④茗荷、⑤長葱、⑥アスパラガス、と極めてヘルシー。オクラはほぼ毎朝に食べているもので、レンジでチンして花カツオ・マヨネーズ・味ぽん。②③④は塩昆布で和える。ときには胡瓜なしで作るときもあるし塩だけで和えるときもある。⑤と⑥はガスオーブン・オーブントースターで焼く。焼き肉のタレにマヨネーズを加えてディップソース。旅行時に購入したおいしい塩も準備する。更に長葱には花カツオと醤油をかける。すなわち、2種の素材を焼いただけで3種の味わい方をする。これが酒に合う。できれば豆腐-塩をかける-も欲しかったが冷蔵庫に入っていなかった。ヘルシーな肴で酒を飲むって健康的なのか不健康なのかよく分からないが美味い。

 <竹前栄治 『占領戦後史』(岩波現代文庫、2002年/初刊1992年-1980全面的改訂増補)>:敗戦後の占領期に日本のあり方の舵を取ったのは米国であり、従って占領期の歴史は米国占領軍を中心軸においたものとなる。日本の政官は、乱暴な言い方をすれば、得意の忖度・迎合・追従を発揮したであろう。もちろんそこには日本を改革しよう、民主化しようとする意思があったであろうが、民主化とは天皇制打破であり、米国の日本改造方針許容であり、共産主義的左派の汲み入れであり、真の日本的民主化といえるものはなかった(理解が及ばなかった)のではないかと感じている。
 葉山軟禁計画、横須賀事件は初めて知った。特に横須賀事件におけるブラッディ氏の揺るがない思想と行動に真の自由人を見る。また、「政治犯解放までの「10日間」の歴史的意義」における次の2点が今につながる前兆と思う。すなわち、一つに政治犯解放は決して日本政府の自発的意思によるものではないということ、二つに東久邇から幣原への内閣移行は、「旧権力=天皇制権力」内閣から「新権力=親英米派外務官僚をリーダーとする戦後保守本流の萌芽的権力を代弁する」内閣への権力移行であり、「戦後の新しい保守権力形成の出発点を画」していたものであったということ。
 「戦後改革によって生れた地方分権的警察制度も、まもなく崩壊し、ますます中央集権化の傾向を強めつつあり、「市民のための警察」という理念はすでに空洞化されている」と書かれた本書の刊行は1992年のことで、この中央集権化傾向は尚更に強化されている。他国の中央集権政治体制を日本はいつまで批判し続けられるのであろうか。

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