2023年3月26日日曜日

WBC、New PC

 WBC、日本がアメリカに1点差で勝利し2009年以来の優勝。そうか、前回の優勝は定年退職した年か、まだ60歳の時だったかと些か感傷的になる。テレビや新聞で繰り返し大きく報道されているWBCだがテレビ中継はほとんど見ない。見てもハイライトなどである。4時間前後も長い試合は退屈してしまうし、多くは投手と捕手の間をボールが行き来するだけでつまらない。それに、一丸となってチームプレーをするということが野球の場合にはよく理解できていない。また、ニッポンという括りで感動を前面に出す報道にはうんざりする。一つの括りで物事が語られと視線をずらしたくなる。

 習近平がプーチンと会った。独裁者同士は共有する価値観があって気が合うのだろう。岸田がウクライナを訪問した。薄っぺらな言葉を並び立てるこの人は、またもやしゃもじで言葉をすくって存在を誇示したいのだろうか。トランプは逮捕されると言っては抗議を煽っている。記憶力の薄い高市某は捏造だと叫ぶ。・・・・人間社会というのは悲喜劇であることは確かである。

 1Fで使用しているPCの調子が落ちている。8年間の酷使で草臥れてきたのだろう。代替品としてDELLのPCを購入。WIFI 6対応は有線LANを不要としていて端子口もない。無論通信速度は有線LANと変わりない。
 第12世代CORE i5は快調で、余っていた8GBのメモリーを追加装着。裏蓋を開けるのに慎重を要した。会社勤めときは使用した時期があったが自宅でDELLを購入したのは初めてのこと。
 これで家にあるのはノートPC3台と安価ミニPCの1台となった。机の回りはオーディオやPC、楽器関連で乱雑な配線となっている。

 <小西マサテル 『名探偵のままでいて』(宝島社、2023年)>:レビー小体型認知症の老人が安楽椅子探偵を、孫娘の楓がMCをつとめる、連作短編集。脇役は小学校の教員先輩である岩田、彼の親友の四季。古典ミステリーの薀蓄があり、日常的な生活の中での事件への推理があり楽しめた。が、一方では途中から倦きてくる。第1章から最終章まで舞台と登場人物はつながり、最終章のエンディングはピシッとキレイにホンワカと決まる。2023年/第21回の「このミス」大賞受賞作。

 <中島要 『神奈川宿 雷(いかずち)屋』(光文社時代小説文庫、2022年)>:雷屋は神奈川宿の茶店で二階ではもぐりの旅籠を営んでいて、その2階に食事を運んだり掃除をしたりするのが18歳のお美乃。読み書きは出来ず、ご面相は山桜で劣等感ももっている。だが好奇心旺盛で客が死んだ真相を探ろうと動く。時は幕末、横浜では異人も女郎屋に通ったりし、一方では攘夷派が暗躍し役人もその動きを探る。幕末の慌ただしい中で働き、謎ときも行い、役人も絡んでくる。
 まぁまぁ面白いのだが予定調和的に中途半端な感じもして物語は幕を閉じる。
 山桜は花が散る前に葉が出る。すなわち花(鼻)より先に葉が出るということで、山桜は出っ歯を意味する。

 <中島要 『大江戸少女カゲキ団 五』(ハルキ文庫、2022年)>:シリーズものとは知らずに(表紙の「五」が小さい)買ってしまった。これがその最終刊のようである。つまらないので中核の物語は途中から斜め読みし、7年後の〆のシーンはきちんと文字を追った。
 「着物始末暦シリーズ(全10巻)」が大人気シリーズと最終頁に書かれていたが、この作者はこれでお終い。

0 件のコメント: