2023年11月10日金曜日

ラグビー、駅伝、詐欺まがい、幾冊かの本

 早稲田vs帝京のラグビー、予想通りの負けだが、21(3T3G)-36(5T4G1PG)は予想よりも善戦だった。残り時間10分での2Tで突き放された。特に最後の帝京のトライは帝京陳内での早稲田のミスに対応した帝京の大外へのキックで一気に決められ、上手いと感じた。
 SH宮尾は怪我なのか春の帝京戦(6月)以降ずっと出ていなく、島本が固定している。
 スタンディングメンバーの大幅入れ替えに驚いた。SOは久富で野中はSOからCTBにまわり、伊藤がFB、それまでFBで出続けていた矢崎は左WTBで、HOの控えだった安恒の左FLは意外であった。安恒はこの日のMIP(Most Impressive Player)。粟田が途中出場で復帰した。

 全日本駅伝、シード権争いになると思われたが1区は僅差で2位になり上位の期待が高まり、3区までは3位であった。そしてここからは徐々に落ちていくだろうと悪い予想が頭に浮かび、結果その通りとなり7区ではシード権最後尾の8位、しかも3校が固まっているのでシード権は難しいと感じ、結局はシード権を失う10位。来季は予選会からの戦いとなる。それにしても駒澤大学は強い。

 インフルエンザの予防接種、その後7回目のコロナ・ワクチンの予防接種。今後も毎年この接種が続くのであろうか。

 夜、工事をやっている若い人からのチャイムがあり、近所で異臭のクレームがありその確認とお詫びにうかがいましたとのこと。玄関に出てそのような異臭はないと伝え、状況を聞いていたらもう一人の人が来て話を聞いた。が、徐々に怪しげな感じがしてきてこちらのことを聞かれても曖昧な返事をしていた。どうも屋根の辺りに気がかりがあるので明日梯子を持ってきて確認しましょうと言いたいようであった。丁重に断りを入れ退散してもらったが、家の人間を玄関先まで引っ張り出し、夜間の暗い中で確認できないことをいいことに不安を醸しだし、詐欺まがいの工事確認をする行為だったと思う。
 翌朝あらためて近くを見たが工事などどこもやっておらず、すべて嘘だったようである。こうやって夜間に住宅街をまわり、詐欺まがいに引っ掛かることを狙っているのだろう。まずは玄関先に家の人間を引っ張り出すことに主眼を置き、その次には柔らかいトークで相手の不安を少しばかりあおり、費用を出されるという脚本に基づいた演技であろう。いろいろ考えるものではある。

 運転免許センターより認知機能検査の通知はがきが来た。自分の年齢を改めて知ることになったが、少しイヤナ気分というか、微かな動揺も感じた。

 <適菜収 『安倍晋三の正体』(詳伝社新書、2023年)>:中途半端に弁が立ち、思い込みが強く、自分が正しいとの自己陶酔に入っていて、漢字の読み間違いはあるけれど恥を感じおることはない、そのような人間が上に立つと碌なことはない。一言で言えば安倍は(も)嫌いだが、問題の根本は安倍ではなく、そのような人間をトップにいただく選挙システム、取り巻く人々の浅い思考力と馴れ合い。広義の意味でも狭義の意味でも組織のありようである。勤めていた頃にも類似したことは多く見聞きした。そして今でも、色々な場面で見聞きする。

 <永井義雄・はしもとみつお 『不便ですてきな江戸の町 ①』(リイド社、2023年)>:現在と文政8(1825年)頃をタイムスリップで行き来する。永井さんの著作を漫画にしたもので楽しめる。

 <永井義雄 『ご隠居同心 女湯の喧嘩』(角川文庫、2023年)>:シリーズ第2弾。永井さんの『秘剣の名医』や他の小説からの印象を比べると、どうしても本書はやっつけ仕事っぽい感じがしてならない。編集者のせいなのであろうか。

 <永井義雄 『秘剣の名医〈15〉蘭方検死医 沢村伊織』(コスミック・時代文庫、2023年)>:奇妙な殺しの謎を詭計で解き明かす。今回は仕込み杖を使う場面はなく、長屋の人や岡っ引き、事件の当事者などとの交流が描かれる。伊織の連れ合いであるお繁の場面をもうちょっと増やしてもらいたいと思う。
 永井義雄さんの本の読書数が75冊となり、トップの数値となった。

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