2021年5月9日日曜日

PCとの格闘

 メインに使用しているPCにiFi-Audio NEO DSD(以下NEO)をUSB接続し、その状態でNEOにWalkmanやスマホをBluetoothペアリングして色々と操作をしていた。何をどういじっていたのか覚えていないが、突然にPCの画面がブルーになってフリーズし、何かをテストしているように%表示が進み、100%表示と同時に“再起動できます”となってしまった。それがPCとの3日間の格闘の始まりだった。

 再起動することさえどうすれば良いのか戸惑い、再起動させても同様になってしまう。NEOの電源をオフにするかUSB接続を止めると何ら問題はなくなる。しかしNEOをUSB接続すると再発してしまう。何度やっても再現する。

 NEOのドライバーに関連しているのだろうと想像し再インストールしようとすると不具合なくインストールできる。しかし、PCをリブートすると“Bad_Pool_Header”が表示され、その後PCは動くがNEOに繋げるとやはりフリーズしてしまう。ブート時に“Page_Fault_in_nonpaged_Area”が出るときもある。ドライバーのバージョンを落としてインストールしても症状は変わらず。ネットで解決方法を探索しても役立つ情報は得られない。

 初日は午前3時半まで起きていて、二日目はやや自重して午前2時半まで起きていた。その二日目は一度だけ正常になってNEOも支障なく使えるようになって眠りに就いた。
 3日目、PCを起動したら今度は“TUSBAudio Control Panel“に続けて”Failed to open application configuration file. Default configuration will be used”とエラー表示が出る。

 不具合を出したPCは7年間使用しており、その間には色々といじくり回しているし、新しいPCを購入するしかないのかとの思いもチラリと頭をよぎる。ゾノトーンの高価なUSBケーブルも購入したばかりなのにまったくもってなんてことだろう。
 連れ合いにぼやいていたら、季節の変わり目なんだからPCも不具合が出るんじゃないの、と揶揄されるし、そういえば7年間使用しているのだからPCも使用者に倦きてきて、7年目の浮気心が出て気がよそに向かっているのかもしれない、なんてことも思ってしまう。

 NEOにUSB接続しなければエラー表示もなく、PCは正常。問題はUSBドライバーにあることは分かるが、そもそも“TUSBAudio Control Panel“が何を指すのか分からない。NETで調べると”TUSBAudioCpl.exe“に関するWebが幾つかみつかるが対応策を目にすることがない。PCでそのファイルを捜すも存在しない。そうこうするうちに探すならiFiがキーワードになるはずと考えた。サウンド・コントロール・パネルではiFiの名称は出てこないのでこのことには考えが及ばなかった。

 iFiのキーワードでそれに関連するファイルとフォルダーを見つけそれを一括削除し、NEOのドライバーを再インストールした。・・・これで全てが正常になった。最初の不具合がどうして起きたのか、一時的にまともそうになったのは何故なのか、根本的な原因/現象は分かっていない。しかし、表層的な不具合は解決できたのでこれで良しとするしかない。
 ここまで続けてきた連日深夜までの3日間の格闘が了いとなった。が、NEO関連では引き続いて作業することにした。

 PCは自室で使用するメインのPC、1Fで使用するサブPC。それ以外にある特定の目的のためにwindows7のままにしてあるもの、そして最近はあまり使わないでいるタブレット仕様のPC。
 NEOの音は気に入っているのでメインPCを使っているときにもBGMとして音楽を鳴らしたいこと、その際にはメイン以外のPCからも流せるようにしたいのでタブレット仕様のPCをNEO対応の音楽専用にした。Windows7 PCにも試したが公式サポートは終了していることもあり、ドライブさせることはできなかった。これらのPCからは余分なアプリはアンインストールしたりして結構時間を要した。

 そして音楽プレイヤーのアプリをMusicBeeに変更し、今度は音楽のファイルを整え、MusicBeeの操作を覚えるのに2日ほど要し、やっと各PCの環境が整えられた。ゾノトーンのUSBケーブルもやっと活躍の場を得た。
 PCには毎日向き合っているが、PCの不具合や整備に多くの時間を費やしてしまったのは随分と久しぶりのことで、5月に入ってからはまだ一冊も本を読み終えていない。疲れはしたが楽しくもあった。音楽を聴く上でUSB 2と3の違いも少しはわかり勉強になった。

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