こうして自分が使用する機器はどんどん旧くてつまらないものになっていくのであろう。
炭砿を舞台にした高橋揆一郎の古本を一冊購入するも、本体90円で送料・手数料が430円。90ポイントを使用した上での合計料金は430円となり、送料・手数料のみを購入したような様になり、妙な気分である。
登録したまま放っていたPayPayを初めて使った。文明化された未知の世界に少し入ったヵ。ネットで購入することが多く、店に足を運んでもレジの女性とはコロナ対策でぶら下げられた透明シールドに遮られ、支払いはタッチパネルで支払いは電子決済。言葉を交わす頻度はなくなり、そのうち口から言葉を発することを忘れてしまうのかも。
再放送の東野圭吾作「秘密」のドラマを見る。初放映は2010年。本を読んだのは1998年。20数年経ったいまでもこの本の表紙は記憶に残っている。当時の感想文を振り返ったらごく簡単にしか記録していなかった。当時は傑作と自分なりに評していたが、いまドラマをみると(勿論ドラマと原作の違いはあろうが)、奥歯に物が挟まった感は拭いきれない。そして、当時の単行本の表紙に隠された「秘密」がすぐに分からなくて焦燥感にかられた記憶だけが甦る。
一緒にドラマを見ていた連れ合いが言う、「はっきりしない結末、ミステリーはドンパチでスッキリするのがいい」というのも肯ける。
コロナワクチンの接種が予約できた。7月5日で歩いて5分ほどのところでの接種となる。2回目の接種も今月で終了となるであろう(春日部は2回目の予約が必要)。娘がこれに関するアルバイトをしていて話が聞くことができて面白い。
ここのところ就寝するのは午前2時頃。その時間を超えないようにしているのだが、往々にして午前3時近くなるときもある。昨夜は1時に寝たのだが、目が覚めたらなんと10時になっていた。9時間も寝たのは久しぶりのこと。お陰で今はアルコールを片手にしても全く眠くない。ジャズを聴きながら夜更かししそう。ちなみに今流れているのはラース・ムラーのカレイドスコープ。大好きなアルバム。