2024年5月31日金曜日

数学と漫画

 PCの修復や設定に多くの時間を割くこととなり、本を読むスピードがなかなか進まなかった。尢も4~5年前に比べると総体的に読書量は減っている。

 <H.M.エンツェンスベルガー 『数の悪魔』(晶文社、2000年)>:知識として真新しいことはないし、描写の仕方は子供向けのようでもあるし、楽しめない。

 <ウルバノヴィチ香苗 『まめで四角でやわらかで 下』(リイド社、2024年)>:難しいことは何も考えず、ゆったりと。ウィスキーを嘗めながら。上巻を娘の娘にあげたのでこれもそうした。

 <坂上曉人 『神田ごくら町職人ばなし』(リイド社、2023年)>:評判の良さで細密でありながらのダイナミックな描写を期待していたが、現実にはその期待は少し萎んだ。

 <マーカス・デュイ・ソートイ 『素数の音楽』(浸透文庫、2022年)>:難しい数学のことは分からないが、登場する数学者の多くの名は知っている。数学の流れの中で櫂をこぐ数学者たちの生き生きとした様を通じて数学(素数)の世界を眺め、楽しめる。この本は古本屋さんには売らずにとっておき、好きなときに関心のある頁を開いて見たくなる。

2024年5月30日木曜日

PC入院、心エコー・CT検査

 5月12日に新規購入したPCの設定が完了して落ち着いたところ、深夜に突如そのPCが不調に陥った。突然に動かなくなった。理由が全く分からない。他の2台のPCの設定とかけ離れた特殊なことはしていないがWindowsが立ち上がらなくなった。エクセルの機能が一部効かなくなったのが前兆だったような気がする。どうして良いか分からずとうとう現状復帰を諦め初期化しようとしたがそれも出来なかった。
 購入先は24時間365日のフォロー体制が敷かれているので深夜2時頃に電話を入れて不具合までの状況を説明し、結局は翌日に引き取り修理してもらうことになった。23日に初期化されて戻ってきた。
 引き取りから納入まで一切の費用はかからなかったが、数日間かけて設定したことを再び実施することになり、結局のところ完了したのは26日頃。短期間の間に2回もPC設定をする破目になった。一番面倒くさく感じるのは各種アプリケーションのインストールと設定。過去何度もPCの不具合は経験しているけれどこのような短期間で2回も設定を繰り返したのは初めてのこと。設定途中でバックアップを取っておけば良かったとの後悔を踏まえ、今回は修復ディスク作成とバックアップを早い段階で実施した。同時に他の2台のバックアップも久しぶりに取った。バックアップをきちんとやっているときには不具合は生じないが、不具合がないからと手を抜くと不具合が出てしまう。これからはこまめにバックアップを取っておくことにしよう。

 4月30日に受検した心エコーと冠動脈CTの結果を聞きに27日に病院に行く。本来は20日の予定であったが、雨の日のその日は突然に休診となり、2週間後の予定となると通知されて苦情を言い、なんとか27日に予約を入れてもらった。
 冠動脈CT撮影画像で自分の心臓を眺め、何の異常もないキレイな状態だと言われる。動脈が蛇行している部分は加齢で血管が伸びている為であると言われ、釧路湿原の川の様だと口にしたら(娘と年齢的に近いと思われる)女医さんは笑っていた。報告書には「各冠動脈にプラークや有意狭窄病変は認められません」との記載。安心した。
 心エコーの結果は軽度の大動脈狭窄とのこと。1年後にまた紹介状を持ってきてもらい継続検査をしましょうとのこと。以下は報告書からの転記。括弧内は報告書の内容をネットで確認したメモ。
  左室壁運動良好、左室収縮機能及び拡張能は正常
  大動脈弁3尖に中程度の石灰化を認められる (CT報告書の記載)
  A弁に強い石灰化による弁の開放制限が認められる(心エコー報告書の記載)
   AoV VP 223.7 cm/sec 
    (AoV=Aortic Valve, VP=peak aortic jet velocityヵ、正常範囲)
   AoV MPG 10.2 mHg (mPG=mean Aortic pressure gradient、正常範囲)
   AVA:トレース法にて1.96cm2  連続式で1.86cm2 → mild AS
    (AVA=Aortic Valve Area=大動脈弁口面積)
    (AS=Aortic Stenosis=大動脈狭窄症、A弁=前尖=Anterior Leaflet)
             (mild AS=軽度大動脈狭窄)
   左室壁肥厚なし 左室拡大認めず
   IVC拡張なし 呼吸変動あり 右心系負荷所見なし
    (IVC=inferior vena cava=下大静脈) 

 受検して結果を聞くまでの何となく不安な気持ち、そして明確な結果を知ったときの心境は下に近いヵ。
   見し夢を 獏の餌食となすからに 心も晴れし曙の空

2024年5月14日火曜日

PCの寿命が尽きた、段ボール箱スピーカー、女子ラグビー

 10年間ほど使用していたノートPCの寿命が尽きた。以前より微かな不具合はあったが気にしないようにしていた。しかし起動時にモニターに何も映らなくなり、セーフモード起動や回復モードにして立ち上げても修復できず、使用年数も長いことから使用を諦めた。分解してSSDやHDD、メモリーは取り外して再利用することとし、Microsoftアカウントでの登録も削除した。
 LANDISKにてデータは管理しているし、使用しているPCはデータ共有の3台を基本としているので失われたデータは何もないが、自室で使用しているメインPCが無くなるのは不便である。すぐに新規購入を決め、PC選定作業に入り、結局はマウスコンピューターから幾つかの候補を選定し、ダイレクトショップで相談した。オーバースペックのところはあるが、ダイレクトショップならではのC/Pの良いPCを紹介され発注した。価格は税込みで124,800円。当初購入候補にあげていたものと似たような価格であるがスペック的にはかなり上回っている。
 3日後に受取りに行き、まずはMicrosoftアカウントよりOffice2021をDLしてインストール。以前との環境を同じくするためにかなりの数のアプリやドライバーを入れる。それらの環境を整えるのに2日要した。現在、極めて快調。

 スピーカーユニットLR1セットが余っていたので、遊びのつもりで段ボール製エンクロージャのスピーカーを作った。セットで680円のキットで、使用するスピーカーは評価の高いZ-MODENA。
 期待以上の音が出た。正直びっくり。思うに、エンクロージャがよく設計されているのではなくスピーカーユニットが素晴らしいのであろう。そもそもセットで1万円以上のユニットを段ボールエンクロージャに組み込むこと自体がアンバランスである。アンプも眠っていた安価なFOASTEX AP05をこのスピーカーに結びつけた。

 早稲田大学ラグビー蹴球部女子部の初めての公式試合があった。7人制の「太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ2024 昇格大会」。5月11日プール戦2試合を経て翌日は順位決定トーナメント戦4試合。計6試合の結果は1勝5敗(うち零敗は2試合)で、9チーム中8位、合計5T5G。トライ&ゴールキックはすべて4番岡本美優選手。全試合YouTubeで観戦し、5番寺谷芽生選手が15人制でいうとFWD/CTB的な役割で、岡本選手がSH/SO的な役割でありトライゲッター。二人が核となるチームである。両選手はチャレンジチームのメンバーにも選ばれており、これからも楽しみである。
 全体的にはまだまだ荒削りであり、悪く言えば全体的にまだボールに戯れている感もあるしハンドリングもまだまだだし、反則も多いし、チームとしての構成と働きが未熟。でも早稲田の赤黒のユニフォームの女子ラグビーはとても新鮮でこれからのチーム力向上に期待しよう。

2024年5月1日水曜日

夏の準備、年齢の重り、心臓の検査

 暑くなってきた。地方によってはもう夏日を迎えているし、春日部でも薫風の春を過ぎたと体感している。これからの梅雨や夏を控えて家の中の床に雑巾をかけて清掃・ワックスを行った。床に触れる足裏のさらりとする感触が心地よい。
 全室4台のエアコン冷房試運転による稼働確認を行った。冷たい風はやはり寒い。

 一年が経過することの早さを感じ、今年の残りは7か月を切ったと思うと、すぐに76歳を迎えるような気もしてしまう。生き急いでいるわけではないが、変化の乏しい、同じ事を繰り返しているせいなのか年齢を重ねると月日の進み方が早いと感じる。若いときはこのような時の進みを意識することは少なかったような気がする。結婚して今年10月で満50年、息子が50歳近くにもなり、娘が40代半ばとなり感慨深いものがある。娘の娘は中学3年で、以前のように安易にハグすることに躊躇いを覚え、一抹の寂しさを覚える。娘の息子は運転免許を取り、我が家の車を使う頻度が高くなり、彼は恋人を乗せたり、バイトに出かけたりと走行距離が一気に伸長している。

 4月30日、市立医療センターへ行く。この日は心エコーと冠動脈CT撮影。身体的には何も異変を感じていないので予防検査の意味が濃い。
 心エコーは3回目、CT撮影は初めてで、受付を済ませた音の移動はすべて車椅子であり、車椅子で病院内を移動するのはこれで2回目。前回は20年ほど前になろうか、多分尿管結石で病院に飛び込んだときだったような記憶がある。
 CT撮影のために事前に右腕に注射針を刺した医師が研修医で一抹の不安もよぎった。案の定といっては言い過ぎだが、針とチューブをコネクトするタイミングがずれてしまい注射針付近の腕の上に血液が垂れ流れ、次にはチューブ末端を開放したままで栓をするのを忘れたようで、待機する部屋のベッド上に血液がA4サイズ弱並に広がった。予約表などが入ったクリアファイルも血で赤くなり交換となり、注射針を固定するテープの張り方が雑で、全体的に集中力欠如というか注意力散漫というかこの若い女性研修医の将来に憂いを覚える。が、看護スタッフとのやりとりには悪びれずあっけらかんとしていたところはこの人の長所でもあるかもしれない。
 20分ほどの心エコーでは途中で短時間眠りに入った。担当して下さった女性が感じのいい人であった。雑談も少し交わし、また車椅子で移動。
 外来診療明細表を確認するとCT撮影は16列以上64列未満マルチスタイラス型機器とあり、Siemens の装置であった。現在の高性能機器は64列があるらしいのでこの日の装置は中程度の性能のものヵ。造影剤(イオプロミド370注シリンジ80mL「BYL」)を注入するときには、腕に温度の低い流入を感じ、微かに体内に変化を覚え、一時的には肛門付近が暖かくなったことを感じ、それ以外には格段何事もなく撮影は5分ほどで完了した。脈拍を下げるための薬も服用していないということで終了後は上半身を着がえてからすぐに病院を出た。何も異常もなかったのでこういうことなら車で来ても良かったかと思うがそれは結果的に思うことで、やはり車は駄目であろう。
 この日の診療点数は心エコーで880点、CT撮影に計2506点だった。意外にも安価。
 心エコー、冠動脈CT撮影の結果は20日となる。

 帰宅途中にスーパーに立ち寄り日本酒と肴を購入し、帰宅後は風呂に入ってからビール・日本酒と続け、300mlの日本酒では量が足りず焼酎を追加して飲む。そして爆睡。これを書いている今日はいつもより4時間ほど早い5時に起床した。