2024年6月26日水曜日

ヘッドホン

 SONY MDR-7506のカールコードと折りたたみがどうしても好きになれず息子にあげた。似たような価格帯の新しいヘッドホンが欲しくなり、いろいろ調べてHIFIMAN HE400seを購入した。ポイントが貯っていたので1万円を下回った。平面駆動型のヘッドホンはFOSTEX T60RPを持っているのだが、異なる平面駆動型のものに興味を持ったことも購入動機の一つである。好奇心が嵩じてHE400se用に安価な4.4mm-3.5mmバランス入力のコードを購入し、同じくXLR 4pin-3.5mmのバランス接続コードを手作りした。手作りのもののコードはオヤイデから購入し、端子はサウンドハウスから購入。2本のコードを適当に撚り、部分的にアセテートテープを巻いているので手作り感は否めないがまぁまぁの外観ではある。

 バランス対応のオーバーイヤーヘッドホンはこれで3つとなった。価格帯の異なるSENNHEISER HD 650、FOSTEX T60RPとHE400sを比較するのは不適であろうが、やはり違いは歴然としている。価格的なことを考慮すればHE400sは解像度の高い優れたものであるが、尖って刺さってくるような音質であり、エレキギターや金管楽器の小アンサンブルを聴くにはいいであろう。あるいは気分が苛だっているときや刺戟が欲しいときには向いていると感じた。HD 650はやはり最も優れている。T60RPも好きだが、ブルーグラスやジャズを聴くときにいいような気がしている。バランス対応のイヤホンも幾つかあるのでそれらと比較するのも面白いであろう。

2024年6月25日火曜日

ヘルスメータ、小学生時の記憶

 ヘルスメータの機械的操作部分が故障して-分解せずとも故障原因は判る-、使おうと思えば使えるが不便なので新規購入した。いままではTANITAの商品を使用していたが今回はOMRONのものにした。そうしたならば、体脂肪率が5%ほど高い値を示すようになった。前の数値が低すぎるとは感じていたので、新しい数値には残念ながらも得心する。それ以外には差異を感じることはない。体年齢が12歳下で出ることに満足。

 連れ合いと漢字の話をしていたらふと小学校の時の漢字の読み方での失敗を思い出した。小学校4年ぐらいの時と思う。当時プロ野球に東映フライヤーズに毒島選手がいて、それで「毒」の読みのテストのときに、もちろん通常は「どく」と読むのは知っていたが、別の読みを知っていることを自慢したかったのか、あるいは面白がったのかもしれないが「ぶす」と回答した。帰ってきた答案にはバツがあった。教師に問いただすと「学校で教えていない、特殊な読み方だ」と言われた。当時の教師は亀井先生だった。
 もうひとつ、対義語の問題があり、「いただき」の回答がよく分らなかった。どう発想したのか。「いただき」ますの対義語は「ごちそう」さまと解釈し、回答は「ごちそう」とした。帰ってきた用紙には「ふもと」と朱書きされていた。恥ずかしかった。もしかしたら昼食時間前で空腹だったのかもしれない。あるいは美味しいものを食べたいと願望していたのかもしれない。懐かしい(恥ずかしい)思い出ではある。

2024年6月17日月曜日

カード登録変更手続き、文庫本2冊

 失効していたクレジットカードに変わる新しいカードがほぼ1週間で届いた。そして定期的な該クレジットカード支払いになっている9社への登録変更手続きを行った。6社はwebや電話で手続きが完了したが2社は平日のみしか対応しておらず、さらに1社は郵送通知に基づくweb手続きとなった。
 9社に連続して手続きをすると相手側の応対の相違が如実に表れて面白い。電話応対が丁寧なところ、webに記載されている内容の不備があり詳しく読まないと適切な処置ができないところ、さらに1社はwebの記載内容が現実と合致せずにある意味たらい回しになってしまったところもあった。応対に疑問を抱いてしまうところは、乱暴に言えば、相手側がどう受け取るが想像力が欠如しているのであろう。

 <三日市零 『復讐は芸術的に』(宝島社文庫、2024年)>:軽~いエンターテイメント・ミステリー。小4のメープルや女裝するエリスなどなど登場させる人物の設定にかなり無理はあるけれど謎ときのコミックと思えばそれもよし。『復讐は合法的に』でデビューした第2弾。小難しいことは何も考えず、ボケーっとしてミステリーでも読みたいとき読むにはいいかも。ということはそういう状態で読んだということ。

 <吉川トリコ 『余命一年、男をかう』(講談社文庫、2024年/初刊2021年)>:第28回島清恋愛文学賞受賞作。40歳独身、20歳でマンションを購入し、贅沢は一切せずにC/Pのよい人生をおくろうとするも無料だからと受診した検査で余命一年長くて3年の子宮癌が見つかる。一切の治療も受けずそのままに死んでいこうと決心して病院のロビーで会計待ちをしていたらチャラい10歳以上年下のホストを職業とする男に金を貸して欲しいと頼まれ受諾する。70万円の返金のかたにホストとしての男を買う。そして全財産を譲るからと結婚までする。ある意味人生に投げやりな、さして魅力があるわけでもない女と、チャラいけれど義理堅さもあるハンサムな男とのやりとりが面白いといえば面白い。が、その面白さが乾ききっていて無機的でもある。手術をして生きながらえている主人公の女は離婚届を引き出しにいれたまま、まぁ使うときがあれば使えばいいさとキルトづくりに勤しんでいる。
 父親がふにゃふにゃしていて、10数歳年長の継母は賢母の振る舞いをし、不倫の上司は勝手なバカ男で、世の中に埋没して自分の生き方を割り切ってしまえば、主人公たちの生き様もまぁこんなものかと距離をおいて眺められる。「かう」は買うでもあり飼うでもあるヵ。

2024年6月2日日曜日

2日続けて北千住、そして反省

 31日、北千住にてTaHiとSuJuとで飲む。いつもの店から始り、2軒目はオレの希望で以前に入ったことのある、千住葱鍋がおいしいチェーン店に入る。1軒目に引き続き2軒目でも焼酎のボトルをとり、翌日になってさすがに飲み過ぎかと思う。
 この店で会計を済ませてから事件は起こった。バッグの中に財布がない。いくら捜してもない。店に戻ってカウンターで尋ねても届けられていないと言われる。この時点でもう諦めかけていた。財布がないけれど構わないと言うSuJuの言葉に甘え、五反野のいつもの飲み屋にて1時間弱追加で飲んで電車に乗る。
 帰宅してから一眠りし、アルコールがほぼ抜けてから午前2時過ぎにカード会社に電話を入れてカードの失効手続きをした。掏られたのか、あるいは落としてすぐに拾われてしまったのか、諦めるしかない。
 翌朝早くSuJuからメールが入り、ダメ元で北千住西口交番に電話をしてみて拾得物が届いていないか確認してみたら如何と電話番号も付記されていた。電話を入れたら女性警官から財布が届いていると告げられる。紛失したと思われる場所と大まかな時間、財布の形状、入っていると思われる現金、現金以外の内容物-カードの枚数と種類、登録名を尋ねられ、断定は出来ないけれどほぼ該当する財布ですねと判断された。交番にまだあるので急いで来てくださいと言われ、少し経ってからまた電話が来て、既に本署の方に移されているので急がなくとも結構ですと親切に教えてくださった。紛失に気付いて店に戻るときに並行してすぐ近くの交番に寄ればよかったとつくづく思う。
 1日、前日に続いてまたもや北千住に行き、西口交番で本署までの経路を教えてもらい、本署の受付で用件と名前を名乗ったらすぐにこれですねと財布を見せられた。最初の電話での確認事項の再確認を行い、免許証を見せ、財布を受け取った。失くした財布も日本では見つかるとはテレビでよく見ることだが、自分がその当事者になるとは思いもしなかった。
 すぐにカード会社に連絡を入れ、失効を復活させることはできないと言われ、あとは1~2週間後に新しいカードが届くのを待っていてくださいとのこと。届いたら定期的支払いに紐付けている会社に1社ごとに連絡を入れてカード番号変更の手続きをしなければならない。これが面倒だが、自分のミスへのペナルティと思うしかない。正直言えば、オレは一旦落ち込んでも(心配しても)結局はいい方の結果にとなる運のいい人間だと再認識した。
 帰途、新越谷で途中下車して、コロナ前には時々購入していた弁当を買い自宅に帰る。
 以下は反省と教訓;
 ① 飲み過ぎないこと ・・・これは昔からの大きな課題、永遠の課題。
 ② 飲むときには定期的支払いに紐付けているカードは財布に入れないで別のカードを持つ。
 ③ 飲むときには財布はバッグや衣服に繋げる。連れ合いとの国内外旅行の際は真っ赤な財布を常に衣服に結びつけていたので、今後はそれに倣う。