2017年5月19日金曜日

大島-新島-式根島-神津島

 5月14日午後に竹芝桟橋から船に乗り大島に向かった。2泊3日の東京諸島の旅行でいつもの如くのパック旅行。14日は大島/岡田港に降りてあとは温泉ホテルに宿泊するだけ。大島は2009年夏に高校同窓会以来で2度目。まだ明るいうちに三原山を眺めながら露天風呂に入り、夕食-特に椿油でのフォンジュスタイルの天ぷらが美味しかった-を摂って、部屋でだらだらとウィスキーを飲んで21時前後には寝てしまった。ベッドではなく蒲団のせいなのか何度も寝返りをうってはいるが翌朝7時頃まで寝てしまう。
 翌日は元町港(8年ぶり)から新島に移動。伊豆諸島最大の神社である十三社神社に立ち寄り、抗火石の採石場跡で石を拾い、峠の展望台から海を一望し、オリーブグリーンのグラスを買い、くさやを試食。くさやの里は非稼働日であったせいか臭いも少なく、皆も試食をして美味しいと繰り返し食べていた。我が家人も何度か試食し、すぐに食べられる形になっている商品購入の許可が出て、港のショップで買った。尢も自宅に帰って食するときは、臭さに十分に気をつかわなければダメだろう。
 新島から式根島まで村営の船に乗って移動。温泉に入りたいがために宿の人に地図をもらい、道順を教わって“温泉憩の家”に向かう。その公営の温泉にはシャンプーの類がなく、親切にも宿の人がボディーシャンプーからシャンプー・リンスまで貸してくれた。教えてもらったにも拘らず道の曲がり角で少し迷い、近くにいたオバサンに尋ねて歩を進めた。少し歩いたら横に車が停まり、そのオバサンが乗って行けばいいという、出かけるついでだから送ってあげると仰る。親切に甘えて温泉まで乗せてもらった。広くはない温泉だが気持ちよい。地元のジイサンと話しをし、ゆったりと湯につかった。
 夕食は前日以上に美味。宿は民宿の名を付けているが、なかなかにキレイで普通の民宿から抱くイメージをいい意味で裏切ってくれた。経営者は漁師さんで、刺身・島寿司などが美味い。特に金目鯛まるごと一匹は絶品-まるごと一匹と書くのは以前に尻尾だけで結構なお金を払ったことに起因するウラミみたいなものヵ。
 翌日は島に住む人の案内で海水浴場や展望台などを数時間歩いた。小学生の子供をもつ男性ガイドさんは奥さんが島の出身で、奥さんの親が亡くなって民宿を継ぐために島に来たとのこと。消防団の勤めや島の習慣は結構大変みたい。特に葬儀は島独特のしきたりがあり、話しを聞くだけでオレには絶対にムリだ、住めないと思った。
 島弁当を食べて神津島に向かった。当初の予定では神津島港にて降りる予定であったが、この日は三浦港に着いた。前者の港ならまだ時間潰しもできたであろうが、三浦港付近には何もない。添乗員さんが問い合わせてから待合室もやっと鍵が空けられ、ショップにも人が来て、やっとそこで時間を過ごした。店が開いたことで評判の高い焼酎である盛若を購入できたのが幸いだった。そういえば大島でも式根島でも、島の宿で飲む焼酎は安価だったし美味だった。
 神津島から式根島・新島・外島・大島の港に寄って竹芝桟橋に帰ったのが17:20頃。前日も21時頃には寝ていたのに、船中では殆ど眠っていた。本を2冊持って行ったのにページを開きもしなかった。島というと何故か南の島の思い込みが強く、東京都の島であっても遠く離れた島にやってきた感覚があった。小笠原にも行ったし、あとは八丈島には行っておきたい(焼酎がやはり美味い)、青ケ島は無理か。

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