現在のロシアと中国を彷彿させる指摘をここに記しておく。
「ロシア人は国境を「線」ではなく「面」で捉えており、地図上に引かれた線が自分たちと他国を物理的に隔てているとは全く思っていません。そういう観点からしてみれぱ他国との間に線的な国境が引かれていようと安心できないので、国境の外側に「何か」が起きた際に軍事展開ができる緩衝地帯(バッファー)を欲しがるのですね」-ウクライナを攻撃し一方的に併合したロシアの現在はこれかと得心する。
「鄭小平の時代になって1974年に「三つの世界」論を出してきたんですね。東西それぞれの陣営の覇権国であるアメリカとゾ連が第一世界で、第二世界にはその両国に従属せざるを得ない東ヨーロッパ諸国や日本、西欧諸国がある。そしてそれらとは別の第三世界もある、中国はその一員であるとした」。結局、中国は独自の世界観で世界の中心-中華-であることを目指している。ま、将来的にロシアは第一世界から外れていくのであろうけれど。
<--- 『60歳すぎたらやめて幸せになれる100のこと』(宝島社、2021年)>:わずかではあるが身辺の不要品を廃棄処分している中、何か抜け漏れはあるかと参考にしてみた。
このムックの読者対象は女性である。定年退職した男性は廃棄処分対象とはなっても老後人生を「幸せになれる」対象とは想定しにくいのかもしれない(!?)。また、多くの家事全般の簡略化が推奨されているのは、これらが女性の役割であるとされている社会を連想させられた。それは、男性が愛する楽器やアウトドア用品、CDやレコードなどは直接には触れられていないことなどから窺われる。
新たな発見や気付きはなかった。すべて当たり前、あるいはいろいろな記事でいままで目にしたことだけだった。
<都留泰作 『竜女戦記 5』(平凡社、2022年)>:江戸期のパラレル・ワールド(と感じている)物語。登場人物のプロフィールを何度も確認して記憶を呼び戻し(戻らない場合は諦めて)本文の頁を捲る。
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