ネットで確認する限り来季早稲田に入学する(予定)の選手は、小野(城東)・石原(桐蔭)・駒井(東海大仰星)・若林(同)・川端(同)・名取(大阪桐蔭)・馬場(同)・平山(大分東明)の8人。うち5人が高校代表候補で2人は主将、全員が今期の花園経験。これが事実とするならば(事実であろうが)8人の推薦・自己推薦入学者予定8人はここ数年では珍しい多さと記憶する。もちろん一浪・二浪を含む一般入試合格者の入部もあるだろうし、来季も早稲田ラグビーは楽しめるだろう。
上記の選手たちを中心とした、今期の花園の試合を幾つか振り返ってオンデマンド観戦してみよう。
世界的観光の魅力として選ばれたのが富山であることに驚いた。かつて20代の頃に6年半生活した富山市であるが、富山を離れてからの45年ほどの間には大きな変貌も遂げていて、富岩運河環水公園もLRTもガラス美術館も知らない。ただただその地に本社を構える会社に就職して結婚をし、連れ合いが二人目の子を宿していたときに会社を辞めて富山を離れ、その連れ合いは、富山というと辛かった思いのある豪雪を今でも真っ先に思い出すようである。
<オフェル・シャガン 『わらう春画』(朝日新書、2014年)>:庶民の生活を楽しく笑って、社会や宗教などを嗤う。現代のポルノやAVは欲情を煽るだけでつまらないーポルノは元々”売春”を表す言葉であったらしい。
ペニスを異常に大きく描く意味は、サイズを比較する心理を端からなくし、また小さく描くと背景に埋もれてしまうからであるとする。実情に即して描くとどうしても要らぬ高慢心や劣等感を醸しだして現実世界から抜け出せなくなるだろう。異常な巨大さは現実から遊離して素直にわらえる世界を作り出すのである。最古の春画は平安期にあると確認されている。そこには男性の陽物を競っている姿が描かれている。性行為の基本は昔から変わらないし、娯楽も尠い日常にあってそれは大らかで生活を楽しむものであったに違いない。宗教的・政治的な権力者にとってはその権力を脅かす行為であったであろう。権力的束縛から解放される心情は、自由の謳歌と保守的なものへの抵抗があり、それを笑い、嗤うことで想いの広がりを春画にたくしたのではないかと思う。
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