『東京人』2月号特集「辞書と遊ぶ!」が楽しめる。持っている辞書も少なくないなか、記事に惹かれて4冊の辞書・辞典を購入し(てしまっ)た。時間の合間合間に辞書を開くのは楽しめる。辞書・辞典・事典・字典・図鑑・ガイド等の類(外国語の辞書を除く)は100冊を優に超える。興味ある言葉を都度調べ確認する手段を、ネットや電子辞書ではなく、ハードを自室に陳べておくことは自分にとって好ましい環境である。理想は、図書館の書物が陳ぶ中央にオーディオリスニングを含む書斎のような空間とベッドを設けることであるが、実現できるわけもない妄想でしかない。
<のぞゑのぶひさ、尾崎紅葉 『金色夜叉』(幻冬舎、2024年)>:貫一・お宮の熱海の像、そして物語の入口を知っているだけで全体のストーリーは知らなかった。気軽に読もうと思い『神聖喜劇』以来となる”のぞゑ”さんの漫画で読んだ。ただし、原作は未完であり、全16章の最後15・16章は”のぞゑ”さんのオリジナルである。
貫一の執着心の強さとその裏返しの優柔不断さと高慢さ、逃避癖・責任転嫁が鼻につく。間貫一の名でどうしても間寛平の名と顔がチラリと脳裏に浮かぶのは年齢の所為なのであろう。
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