2016年10月18日火曜日

ラグビー

 10/16は日体大戦。14日までは車か電車で高崎まで行くつもりでいた。だが浜川競技場最寄りの駅までの電車の便、駅から競技場までの距離、車での所要時間、新幹線利用の場合の旅費等々を考えたら気持ちが萎えてしまった。駅からの距離も6km位を歩くことは苦にならないが、自宅を出てから競技場に着くまで時間がかかり過ぎてしまうことでテレビ観戦とした。それでも現地での観戦の魅力は棄てがたく、ジクジクとして最終的に行かないと決めたのは前日の夕方。ついでに書けば、新幹線で行けば要したであろう金額を充当して午前中にウィスキーとラム酒を買ってきたのはそのジクジクした気持のはけ口を求めたのかも知れない。

 テレビ観戦は録画放送なのでリアルタイムでの状況は速報版で確認した。キックオフ3分後に斎藤がトライをして好スタートと思えどもその後日体大に今季初トライを喫し、一時は12-14とリードされてはあれっと思い、それでも前半26-14で終わり、不満はあれども後半に突き放すだろうと楽観した。なれども、終わってみれば45-40の信じられない落胆のスコア。PCに出てくるスコアの動きを見ていると清宮監督時代の大学選手権秩父宮での大商大戦を思い出した。あのときは清宮さんの「なめすぎた」結果であろうが、今回はいまのベストメンバーを出している。FL加藤やNo.8宮里はいないけれど、いま取り得るベストには違いない。その上でのこのスコアはひどい。筑波とのBの試合で7-37と負けたとき早稲田の層の薄さを想ったが、それが的を射ていることは確実である。
 日体大戦は負けなかったということだけの結果だった。日体大は帝京に134点も取られ、明治には79点取られての零封。慶応には0-55。それが何と早稲田は45-40。45と40を合算した85点が早稲田の得点すべき数字ではないのか。春のレベルに戻ったのかと不安を感じた。この日は、その後の録画放送は見る気にもならなかった。

 早送りせずに通しで筑波戦の録画を見た。筑波に後半立て続けに取られた2トライはまぁしようがないと諦めるが、その後で見た日体大戦は酷かった。筑波に勝って気が抜けたのか、過信したのか、相手をなめたのか、強いはずのスクラムの利点が活かせていない、簡単に穴があく、イージーミスがある。スタメンNo.8の動きとアーリータックルはいただけない、加藤に代わった三浦は加藤の代役になりきっていない。接点では意外に簡単にターンオーバーされているシーンがあるし、後半は前にすり抜けた選手へのフォロワーがいない。日体大のバックス(13番だったか)の機敏な動きがあり、日体大が健闘したといえるかもしれないが早稲田が日体大を健闘させた状況を作り出したというべきであろう。筑波戦と違って早稲田にハイパントがなかった。スクラムでボールを出さずに時間をかけて組み続けることはよく判らない。
 筑波戦でのFL加藤の動きと、No.8の動きに注目し、続けて日体大戦での同じポジションを見ていたが、後者での両FLの動きがいいとは思えなかったのはかつての松本、羽生、金の活躍が頭に残っているからだろうか。
 特筆すべきは今回も1年生が多くて6人がスターティングで登場し、交替した選手を含めると17選手中7人が1年生。来季以降に期待ということにはならずに今季は昨季より大きく変化した早稲田であってほしい。

 もう一つの我が卒業大学である法政大学はまだ1勝しかしておらず、大東文化・流経・東海に負けている。上位4校はこれからつぶし合いになるから、法政は残りの拓殖・日大・関東学院に圧勝していかないと大学選手権に進めない。筑波はもうダメだろう。

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