2017年11月11日土曜日

掃除は一旦休み、本一冊

 さらに女房殿の部屋、そして自室と続けた4日連続の掃除も今日11日は一旦休みとする。立ったりしゃがんだり、腕を上げたり下げたり、真っ直ぐにしたり捻ったりと、さすがに4日も続けると体の張りを感じた。掃除ではなく別のことで心地よい疲労を覚えたいものだが、狭い世間を生きている我が身にそれはあり得るはずもない。

 <森田健司 『外国人が見た幕末・明治の日本』(彩図社、2016年)>:本書に登場する外国人は次の通り。マクファーレン、ペリー、ウィリアムズ&ハイネ、ハリス、ヒュースケン、オールコック、ゴンチャロフ、アルミニヨン、シーボルト、カッテンディーケ、バークス、ミットフォード、ロッシュ、スエンソン、ブラント、ロングフェロー、イザベラ=バード、クララ、カラカウア、黄遵憲、シドモア、ピエール=ロチ、ジョサイア=コンドル、イブラハム、ラフカディオ=ハーン、アーネスト=サトウ。知っている名前もあれば、もちろん初めての名前もある。また、ペリーの二度の来航時にサム=パッチ(仙太郎)なる日本人が乗船していたのは知らなかった。
 ヒュースケン(攘夷派に暗殺される)、シドモア(排日移民法を批判して母国アメリカを離れる)、クララ(勝梅太郎の元妻)、ロングフェロー(腕に蛇/背中一面に鯉の刺青)、サトウ、等々魅力的な人が多勢いる。
 幕末期に日本の美を目にした外国人の多くはその後の日本の行く末を案じ、明治に入って日本の変節を目の当たりにした外国人は、西洋化の流れに乗ったこの国を嘆く。来日時、日本に醜悪さを見た人は、この国の先を案ずることもない。恐らくこの思いは間違いないだろう。

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