2017年11月8日水曜日

掃除、漫画、ハードボイルド小説

 大掃除に取りかかった。まずは小屋裏の物置としているエリアで、家人担当の西側は既に済んでおり、昨日(7日)は自分担当の東側を朝から夕方まで大がかりに整理整頓、そして拭き掃除。13年間の積み重ねをリセットして疲れた。空間がすっきりし広くなった。
 そして今日はグルニエとスキップフロア、2Fの共有フロアを掃除した。掃除はいつものように掃除機→蒸気掃除→オスモワックスがけのプロセス。この日も疲れた。次は自室で、これが一番面倒。

 <山田英生編 『ビブリオ漫画文庫』(筑摩文庫、2017年)>:本をテーマとする漫画集で概してつまらないものが多い。その中で、つげ義春の「古本と少女」は随分と前に読んだ記憶があって、シュールな「ネジ式」とは異なりロマンティックな物語。
 南日れんの「舞子」は絵がきれいで官能的なストーリーにも惹かれる。最も好きなものは湊谷夢吉の「粗骨の骨」。彼は1950年生まれで早くして亡くなり、今では古本が数千円の値がついている。南日は1952年生まれで5年前に他界している。彼ら二人のマンガは他のものも読みたい。

 <柚月裕子 『孤狼の血』(角川文庫、2017年)>:新聞の広告などで目にすることの多い作家の小説を初めて読んだ。舞台は広島/呉原市。登場するのは警察とヤクザ。悪徳刑事とその下についた広島大学出身の新米刑事が主人公。スピード感があり、何層にもミステリーが重ねられ、楽しめた。女性作家という色合いを全く意識せずに楽しめるハードボイルド。著者の小説、もう一冊読んでみようかな。
 映画化される。キャスティングを見たら物足りなさが先に来た。

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