2018年9月25日火曜日

The Lock Artist

 <スティーヴ・ハミルトン 『解錠師』(ハヤカワ文庫、2012年)>:原題はThe Lock Artist。2011年のアメリカ探偵作家クラブのエドガー賞最優秀長編賞、英国推理作家協会のイアン・フレミング・スティール・ダガー賞、バリー賞最優長篇賞、2010年全米図書館協会アレックス賞(ヤングアダルト世代に読ませたいとする賞)、2012年のこのミスベストテン1位、週刊文春ミステリーベスト1位。
 不幸な出来事から言葉を発することのなくなった少年が解錠に駆り出され犯罪を犯して刑務所に入る。10年後27歳の主人公が、17歳のまだ犯罪に手を染める前の年と、その翌年の解錠をする年とを交互に描写する。550頁を越える小説であって一気読みとはいかなかったが、頁を捲るのが楽しみな「サスペンスと青春小説のほどよい融合」(訳者あとがき)の小説であった。

 ラグビー、2戦目は早稲田vs成蹊大。現地には行かずにPC-TV接続でのオン・デマンド観戦。時間が自由で11月末まで好きなときに何度も見ることが出来るのは便利。月1800円のラグビー限定であり安価と言えるだろう。早稲田のみならず他大学の試合も早送りを混ぜて観たがやはり帝京は強い。東海はまだ出来上っていないし、失点が多い。少し応援している法政は専修に負けた、このままでは大学選手権出場は危うい。
 さて、早稲田は99-5と勝つには勝ったがすっきりしない。成蹊に取られたトライは簡単に穴の空いた所をつかれたし、何よりもペナルティやハンドリングエラーの多さが気になる。バック陣は層が厚くなっていると思う。スタメンに名を連ねる競争が激しい。

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