2019年2月7日木曜日

何事もなし

 日日是好日、何事もなしといったところか。数日前からスマホのゲームにはまり、毎日何回かはやっている。先んじて同じゲームをやっている連れ合いの得点を超えることができず、せっかちな自分の性格を知ることにもなっている。

 以前よりSurface 3の充電が円滑になされず、この不具合、ネットで調べるとかなりヒットする。原因を探っていたが、結局はドライバでもなく、付属USB充電ケーブルを変更したら修復できた。幽霊の正体見たら枯れ尾花、の感あり。新規購入したUSB電圧電流テスターが便利。

 <飯嶋和一 『星夜航行 上巻』(講談社、2018年)>:飯嶋和一の小説は発刊されると同時に必ず購入する-読むまでに日にちは空くけれど-。21年前に『神無き月十番目の夜』で衝撃的ともいえる感動を覚えたのが始まりで、今回の小説は『狗賓童子の島』以来4年ぶりとなる。2巻に渡る長篇、530頁強の上巻。
 沢瀬甚五郎は母と二人で岡崎近くで暮らしていた。天正3年(1575)15歳の時に家康嫡男信康の小姓につく。4年後、家康は信康に切腹を命じられ、甚五郎は捏造された罪科によって追われる身となり、天正7年(1579)陰暦9月に遠江の荒れ寺に身を寄せ、剃髪して新たな道を歩み始める。時は戦国、歴史の中の家康や信長、秀吉が時代を翻弄し、甚五郎は境、鹿児島南端、福岡、朝鮮などを舞台に歴史の流れに絡み続ける。天正20年(1952)、秀吉水軍は釜山沖で多くの船を失い、島津歳久が敗死し、阿蘇大宮司惟光が殺され、甚五郎はこれから世の渦にどのように巻き込まれていくのかと思い、上巻を閉じる。
 続けて、上巻を超える厚さの下巻が待っている。

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