2023年5月2日火曜日

(いつものパターンの)雑記と読書

 半年ぶりに本を買い取りに出した。全32冊で予想とほぼ同額の5,463円の査定がついた。

 4年ぶりに左足踵後部が痛み出した。無意識に足を引きずる。多分、アキレス腱と踵骨の接合部における踵骨棘の再発。整形外科に行っても経皮吸収型鎮痛抗炎症テープと経口鎮痛薬を処方されるだけと思うと病院に行く気がない。前のように自然消滅を待つしかないだろう。

 先月4月28日、熱いものを飲食すると最近治療した奥歯が痛む。急遽歯科医院に行く。
 1日朝、眼がゴロゴロするというかゴミが入っているようで涙が止まらない.水を張った洗面器に顔をつけて眼をパチクリしても異物感は払拭できない。しようがないので近くの眼科医院に行って治療してもらったら小さな石のようなものがあったとのこと。取り除いてもらったら異物感は解消した。
 歯、,眼ときたら普通はセットでもう一カ所の不調を想像することになるが、それについては書くまい。

 <永井義男 『秘剣の名医〈14〉蘭方検死医 沢村伊織』(コスミック・時代文庫、2023年)>:殺しの舞台は上野下谷広小路や不忍池。刺殺された男、池で見つかる女の死体、行方知らずの少女。3月25日に上野公園から花見会会場まで池のほとりを歩いて目にした景色や、過ぎ去った時間を思い出して読んだ。
 江戸の情景や交わす言葉の雰囲気を味わいながら、かたちは変えても人々の暮らしは今に繋がっていると妙に感傷的になった。一方、この小説は時代推理小説なので、個々の場面の繋がりを楽しんだ。

 <田坂広志 『死は存在しない』(光文社新書、2022年)>: 
 Zero Point Field、Synchronicity、Constellation。唯識思想、末那職、阿頼耶識、アーカーシャ、、、、。死と私、自我と真我、、、、。科学と宗教。
 What is death ?
 To answer the question, we need to ask another question, What is I ?

 <篠田謙一 『人類の起源』(中公新書、2022年)>:楽しめたし、勉強になった。旧人類で絶滅したネアンデルタール人とデニソワ人を改めて思いだし、ホモ・サピエンスの地球上での拡がり(あるいは分散)も再確認。特に日本人はどこから来たのかは時間を忘れて読んだ。本土・北海道・琉球のそれぞれへの人類の拡がりは現代に繋がるシナリオ構成として読んで、強く引きつけられた。
 現代における縄文人と弥生人の区別とその区別する意味、人種と民族を混同する無意味さ、現在を到達点のごとくに過去を見ること、また現在と過去の違いに価値をを持たせることの誤り、さらに人為的な基準を設けることや科学的・客観的な装いをもって恣意的な判断を下すことの誤謬など、これらを指摘する著者に共感する。

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