初年度から3年間の1位の書名を見ると懐かしくなるi.e.,『伝説なき地』『私が殺した少女』『新宿鮫』。ミステリーを読むことが少なくなりー今年はそもそも読書数が少ないが-、今年はベスト20位内では2冊しか読んでいないし、ベスト47位まで広げても5冊だけである。総勢71名による全アンケート(「マイベスト6」)を確認しても冊数は増えない。また、今年度のベスト47全冊の書名や作者名、小説内に登場する主人公の名前や解説を読むと、買ってみようと思う気があまり起きない。現在のミステリーの時代潮流について行けなくなったようである。
もう1冊は『ラグビーマガジン』2月号。毎年12月20日過ぎに発売される。全国高校ラグビー大会に登場する高校、選手、高校日本代表候補、地方予選の経過等々、大学ラグビーへの繋がりを意識しながら目を通し、花園での試合を観戦するのが楽しみである。
<沖森卓也 『日本語全史』(ちくま新書、2017年)>:
章立ては下記;
古代前期ー奈良時代まで/古代後期ー平安時代/中世前期ー院政鎌倉時代/中世後期
ー室町時代/近世ー江戸時代/近代ー明治以降
各章毎の節は以下;
総説/文字表記/音韻/語彙/文法
文字の通史を分かりやすくアカデミックに解説し、文字の物語を読むようで面白いし楽しめた。文法に関しては苦手意識があり、どうしても関心が浅く、また、古代期においては流し読みになってしまう箇所も少なくない。文字、特に口語は人々の生活に直結するので学術的な描写であっても活き活きとした時代の空気を感じる気分にもなった。巻末の索引が充実しているので日本語歴史の辞書にもなる。
<石村友見 『Life is Welness』(サンマーク出版、2024年)>:ハーバード大学でWellnesの講座をもっている研究者の著作を石村友見さんが翻訳した啓蒙本かと早とちりして購入。石村さんはゼロトレを提唱した人であると知ったのは本が届いて表紙を開いたときだった。でも、よくあるトレーニング成功エピソードを安易にちりばめた健康ビジネス書とは一線を画する。あまり参考とにはならなかったが、気になった幾つかのキーワードを記す;
ロミオとジュリエット効果、バーナム効果、
Unwelcome Loop:
なりたくない→やりたくない→続かない→自己嫌悪→なりたくない・・・
Welcome Loop:なりたい→やりたい→続く→幸せの鐘が鳴る→なりたい・・・・
Wellness Triangle:三角形の頂点が、Body・Connection
Mind Whole food:加工が最小限で栄養価が高く、自然の状態に近い食品
現状維持バイアス、確証バイアスの存在認知
Doing、HavingではなくBeing
つながりの4タイプ、各象限に該当する人を記す
Being
安心 ↑ 成長
―――┼――→ Grow
邪悪 | 緊張
fight-or-flight response(闘争・逃走反応)
I never lose, I either win or learn. (Nelson Rolihlahla Mandela)
0 件のコメント:
コメントを投稿