12月に入って本を10冊以上買ってしまった。これまた自制せねばならない。
27日にラグビー全国高校大会がスタートした。ラグビーマガジン2月号付録「第104回全校高校大会ガイド」を時折開きながら、何試合かをテレビ観戦。この日の9試合の勝敗はすべて予想通りだった。
秋田工業の高校代表候補の3人は魅力的。どこの大学に進むのだろうか。福島の聖光学院は112点(18T)と大差を付けられて零敗。相手が京都工学院では仕様がないか。佐賀工業はもっと楽勝するかと思ったが、一時は後半リードされて勝利。どこかつめが甘い感じがした。富山第一は流経柏に(失礼ながら)順当に完敗。
<永井義男 『江戸の性語辞典』(朝日新書、2024年)>:一通り目を通した。章立ては以下。「第1章 女と性器」、「第2章 男と性器」、「第3章 男女の関係、性技」、「第4章 性風俗」、「第5章 生具と病気」、そして辞書として重要なのは索引。
性行為のパターンは昔も今も何も変わらず、春画も誇張された男性の陰茎を通常の大きさに修正して眺めれば、あとは何も変わらず普遍的な姿態と言える。現在も普通に使われている言葉(性語)もあり、もちろん使われていない言葉もある。春本などから個々の言葉の用例が豊富に示されている。
帯の背に「性と言葉の豊かな歴史」とあるように、変わらない人の営みに、どう表現すればいいのだろう、穏やかな、角(かど)の取れた優しい気持ちになる。
<背筋 『口に関するアンケート』(ポプラ社、2024年)>:高評価があるようだし、表紙が昔のカストリ本(古い!)のようだし、買ってはみたけれど、高評価の意味が分からない。ホラー系とする評価もあるのだが、それすらも理解できない。要は自分にとっては何の面白みもないつまらない小品だったということに過ぎない。
<平山亜佐子編 『戦前先端語辞典』(左右社、2021年)>:検索する言葉を知らなければ辞書の頁を開くこともない。まして大正8(1919)年~昭和15(1940)年の時代の言葉は当時の小説や近現代史関連の書物を繙かねば知るよしもない。ということはこの辞典を開く機会は尠い。では、ということで斜め読みに近いけれど(最近このパターンが多い)、一通り目を通した。75歳になる我が身にとっては現在でも通じる言葉もあれば、ああそういえばこういう言葉も知っていると得心することもある。そして、大正から昭和初期の時代の空気を少しは味わうことができる。
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