2016年1月13日水曜日

この1週間

 昨年末に購入したSurface3のキーボードが機能しなくなり、結局は数日かけて回復させた。動作がおかしくなったときに修復を試みていじくり回したのが悪化させたようである。修復・回復のバックアップファイルは全く作成していなかったし、Windows10はよく解らないし、結局は急がば回れとばかりに購入時の初期状態に戻した。そして再びWindows10、Office2016にアップグレードし、追加ソフトのインストールに当たってはやったことをメモし、適宜回復のイメージファイルを作成した。手間はかかったが、ネットでエラーコードを調べたり、修復方法を確認したりしていい勉強になった。知識が増えるときは往々にしてこういうトラブルが生じたときである。過去のPCでも必ずと言っていいほどPCをリセットしており、ミスの誘発原因と自分の不適切な修復アプローチを都度自覚することになる。

 年賀状に書かれていた文章を見て長く会っていない友人に電話をし、再会を約した。44年前に最初に就職した会社の同期入社者であり、彼は本社のある富山市出身で地元に帰っていた。なかなか会うことは難しいと思っていたが、昨年12月に居を船橋に移したとのことで、容易に会えるようになった。自分は6年半を富山で過ごして転職し、転職後2~3年後に彼と名古屋で会ったきりであり、来週会うのは実に約35年ぶりとなる。久しぶりに電話で聞く声は35年前を思い出させ、一気に時間を飛び越えた。再会が楽しみである。

 高校ラグビー決勝、またもや桐蔭は準優勝(4回目)。早稲田に進学するFL柴田とSH斎藤に注目して見ていた。仰星は攻防ともに桐蔭を上回り、接点にてミスを犯す桐蔭は苦しい戦いだった。桐蔭はキックを使わずに徹頭徹尾自陣からボールを回す。FWDは桐蔭が劣勢にあるが、37-31はよく戦ったという印象が強い。自陣からのパスを繰り返してフェーズを重ねるのは素晴らしく、最後のトライは賞賛のトライであった。今春からの早稲田での斎藤への期待は膨らむ一方である。

 大学ラグビー、興味なし。7連覇は立派であるけれど、野球でも社会人ラグビーでも、相撲でも一人/1チームが圧倒して勝利を重ねるのはスポーツとしての面白さを削いでしまう。

 <佐伯泰英 『居眠り磐音江戸双紙50 竹屋ノ渡』(双葉文庫、2016年)>、<佐伯泰英 『居眠り磐音江戸双紙51 旅立ノ朝』(双葉文庫、2016年)>:坂崎磐音は将軍徳川家斉の覚えよく、かつての尚武館があった地である神保小路に道場を再興した。磐音の父が病に伏し、関前藩には内紛が起ころうとしていた。父の見舞いを兼ねて磐音一統は関前に旅し、ついでに内紛の芽を摘み取る。そして空也は武者修行に旅立つ。磐音に深く関わった人たちはすべて幸ある道に向かっている。
これでシリーズは幕を下ろした。このシリーズに終止符を打つことがやっとできたという感強し。

 <樋口毅宏 『ドルフィン・ソングを救え』(マガジンハウス、2015年)>:30年ほど過去へタイムスリップした女性が80年代と90年代のロック音楽やファッションなどの都内を動く。年代の相違もあるだろうが、今までに読んだ「雑司ケ谷」シリーズや『日本のセックス』、『民宿雪国』のようには全く楽しめなかった。