2017年6月19日月曜日

マンガ、志水辰夫、早坂吝、PC回復

 <竹田一義 『ペリリュー -楽園のゲルニカー 1』(白泉社、2016年)・『ペリリュー -楽園のゲルニカー 2』(白泉社、2017年)>:昭和19年夏ペリリュー島、漫画家志望の兵士が米軍との戦中にいる。

 <志水辰夫 『疾れ、新蔵』(徳間書店、2016年)>:姫を国許に連れ戻す新蔵。旅をともにするのは籠かきの二人、途中で出会う女とうり坊。追っ手をかわし、国に入る。明らかになる出生(新蔵)、村の秘密(隠れキリシタン)、山火事、裏切ってきた家族への思いと謝罪(忠治郎)。面白い、楽しめた。
 1985年に『尋ねて雪か』を読んでから作者の小説は37冊になった。物語を作る側も、それ読む側も32年の齢を重ね、40代が80歳になり、30代があと2年で70歳を迎える。

 <早坂吝 『双蛇密室』(講談社ノベルス、2017年)>:援交探偵らいちのシリーズ4作目。書名の通りに蛇が二匹でて、奇想天外な二つの密室が舞台。刑事藍川が絡む殺人事件の真相はらいちの優しさでオブラートに包んでしまおうとするが、小松凪の要求ですべて明らかにする。その真相は奇抜で突拍子もなく、男の何にかかわるものであって、思わず犯人になり得ない我が身の分身を思う。

 PCの回復とアプリ等整備で3日を費やしてしまった。メインで使っているPCが突然に-心当たりはあるのだが-起動できなくなってしまった。エラー表示でWindowsに移行しない。たまにはWindowsが立ち上がろうとするがすぐにエラー表示がでてしまう。この際いっそのこと初期設定に戻した。アプリも入れ直し。レジストリーを使用していないアプリは問題ないが、それ以外はすべてインストールし直し。ATOKも一太郎もOfficeも画像処理関連のすべても、音楽編集ソフトも、何もかも。いちいちシリアル番号を入れ、アクティベートのキー文字を入れ、入れ終わってもアップデート処理をし、ただただ我慢してやるだけ。他にもやることがあるので結局3日間は回復処置を施した。プラスの面を考えれば、PC内部のリフレッシュができて操作が快適になり、また不要なソフトやデータをクリーニングできたことヵ。でももう懲りたのでHDまるごとコピーなどの対策を打つことにする。少なくとも自分が使用する3台のPCについてはやっておこう。

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