2017年12月20日水曜日

久々の病院

 今年5月の人間ドックでは幾つか指摘を受けていたが、それらの数値はスレッシュホールド値をさほど超えていない(下回っていない)のであまり気にならないが、心雑音だけは初めてのことであるし要検査ともなっていた。また、昨年12月の腸内視鏡検査で3mmの小さなポリープがあり、1年後の再検査をすることとなっていた。病院は歩いて行ける距離であるがなかなか行く気にならず、やっとこの時期になって市立医療センターに向かった。
 最初は循環器内科。聴診器からは確かに雑音が聞こえると女医さんは言うし、エコー検査も直ちにできるということで初めての心エコー検査をやった。結果はS状中隔で、送られた血液が流れ入るところが少し狭くなっており、雑音はそのせいであるという。私の両親と同年齢ですねという女医さんは40歳前後か、加齢でよくある現象だとおっしゃる。「加齢」、何という嫌な言葉か、精神的には女医さんと然程変わらぬ心算だが、加齢という言葉はずっしりと肩にのしかかってくる。エコーで撮られた自分の心臓の動きをモニターで見ていると、単純構造の弁がパタパタと動き続け、血液の流れる空間はまるで配管設計に携った結果を確認しているようである。送り出された血液がS状中隔の少し狭くなっている管を通り、そこよりは広くなっている上部に流れ、その流路の広さの差異で雑音がしている。血流と雑音を示すノイズ色変化、および音の変化グラフを眺めていると自分の心臓ではなく、流体力学の実習研修を受講しているようであり、つよく興味が惹かれた。帰宅後、S状中隔をネットで検索すると、「S字状中隔は加齢による生理的な変化であり,臨床的には大きな問題は少ないと考えられている」らしい。特に治療の必要はなく、胸に異常を感じたら放っておかずに病院に来て下さい、との一般的普遍的な指示をされただけで済んだ。この女医さん、名前に使用されている漢字が珍しく(発音はよくある名前)、それを口に出すと、そうなんです、珍しいですよね、祖父母が農家だったことが関係しているようですとフランクで、ほかにも少し雑談をした。ジーパンにスニーカーのこの女医さん、感じが良かった。ついでにおこなった血液BNP検査でも異常はまったくなかった。
 次は腸内視鏡検査の予約。目の前の若い男性の医師、あまりやる気が感じられない。内視鏡検査は常に混んでいて予約できたのは来年の2月末。まだまだ先のこと。持参した人間ドック検査成績表を眺めて、中性脂肪や体重、血圧は過食せずに運動をしてください。一日1万歩が目安ですと、これまたどこでも言われるワンパターン。でも、数値はあまりオーバーしていないので経過を見ていけばいいでしょうと言う。一日1万歩ではなく、8千歩を勧めている医師もいるし、運動よりも食事をメインにしている指導者もいる。ま、何も指示されなければそれに超すことはないが、「加齢」と言われたらしようがないしな、と独りごちる。華麗な加齢ってないもんかな。

 医者に言われたからではないが、今日(20日)久しぶりにハードなウォーキング。そして数百メートルのスロージョギングを断続してやって汗をかく。気持ちいい。Garminを腕に装着して歩いたのは4ヶ月ぶり。マジメに続けてみようかな(!?)。

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