2018年5月5日土曜日

雑記

 4月26日は人間ドック。毎年繰り返していることなので、いつもの病院に入るとまた1年が経ったと馬齢の重なりを実感する。病院内の人間ドックのエリアは椅子や器財などが新しくなっており、儲かっているんだなと思った。また、毎日異なる人たちに同じ仕事を繰り返しているスタッフの動きを見ては、自分がこの仕事に就いていたらどのように仕事の面白さを見つけて日々の業務をこなすんだろうかと想像を巡らす。

 まる一日をかけて自室の模様替え(L/O変更)を行った。かなり大幅に変えたのだが、それは自分がそう思っていることで、家族から見れば大した変化ではないはずだ。変わったことを面白がって見ていたのは娘の娘だった。
 L/O変更のメインは、放ってあったギター関連機材をいつでもすぐに手に触れる位置に移動したこと。本やテレビを移し替えて場所を空け、アンプ2台を常時座っている椅子の近くにもってきて、それに伴ってマルチ・エフェクターなどもその近くに位置させた。機材はすべて10年以上前に購入し、ただただキレイな音を出したいがためであったが、まあ途中で触ることもなくなっていた。その理由として一番大きいのは左腕の肘部管症候群で、手術後も今も左手小指は思うようには動かない。簡単に言えば左小指で鼻くそをほじれない。だからギターコードを押さえるのにかなりの制限が出てきていて、フォークギターではよくやっていたスリーフィンガー・ピッキングなんてごく簡単なコードしかできなくなった。せめて左ではなく右だったらよかったのにと思っても詮無きこと。
 久しぶりに表に出したマルチ・エフェクターや録音機材の操作すら覚えていなくて、学習のし直し。エレキギターで-例えばShadowsのような-キレイな音を出したいだけで、ちゃんと弾けるかどうかは二の次でいい。ソフトよりもハードが好きということだけなのかも知れない。

 ギブソンの経営破綻のが近いのではないかということは以前から流れていたが、それが現実になった。「多くのギター好きがそうするように、楽器店のショーウィンドーの前に立ち、何時間も見つめる男がいた。ロックの大スターになる前のエリック・クラプトンである」と5月4日の天声人語にあった。クラプトンと並べるのはおこがましいが、大学入学の年、楽器店のショーウィンドーの中にあるマーチンを涎を流しそうにして眺めていたことがある。他のギターとは醸し出す空気が違っていた。4年になって入った研究室の同学年に「走れコータロー」の作曲者に名を連ねていた人がいて、彼がマーチンのD45だかD28を買ったと聞いたときは自分より背の低い彼を見上げたような気分だった。レコード売り上げの印税が入り、1/8の印税収入でも200万円を超したとか言っていた。爪を研ぐヤスリをいつも持っていた。
 マーチンの次に欲しいと思ったのはBurnsで特にHBMのモデル。もっと技量があって人前でも弾ける自信があるレベルだったら買っていたかも知れない。

 4-6日、ゴルフをやる連中に便乗して猪苗代に泊めてもらい、酒を飲んで、日中は会津の訪れたことのない鉱山の地をドライブする予定だった。が、連れ合いが風邪を引いてしまい28日頃より激しい咳を繰り返すようになった。もともと気管支喘息を持っていて、定期的に大学病院に通い症状は出なくなったが、そのせいで咳が出ても市販の咳止めは服用できない。しかも連休だし、担当医診察予定日の関係で大学病院に行ったのが2日。風邪と分かったのもその日で、薬を貰い、咳は治まってきたがその副作用なのか風邪の症状なのか体調は崩したまま横になっていることが多い。当初、会津行きはOKと言っていたが、さすがにそれはできないと思い、病院に行ったその日に会津行きを中止した。彼女のせいだけではないとの理由を幾つか付けて中止理由を説明したのは、多分オレのヤサシサ(?!)。

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