2020年3月13日金曜日

また踵の痛み、『鬼滅の刃』、柚月さんのデビュー長編

 11日、ほぼ1年ぶりに整形外科へ。昨年の3月は左足の踵であったが今回は右足の踵。歩くときは痛みを堪えて引きずるようになってしまう。9年前、7年前、そして今回とレントゲン写真を並べた医師の説明によると、踵部のアキレス腱に繋がる踵骨棘の小片部が折れていて、痛みはこのせいであろうと言う。確かにその部分を押すと痛む。いつになったら治るのやら。またもや経皮鎮痛消炎剤と鎮痛消炎薬が手放せない。

 <吾峠呼世晴 『鬼滅の刃』9-19巻(集英社ジャンプコミックス、2017-2019年)>:絵は好きではないが、薀蓄のある台詞は嫌ではなかった。19巻を続けて読んでいると飽きてきて、惰性で読んでいた。続きはもういらないかな。

 <柚月裕子 『臨床真理』(角川文庫、2019年/初刊2009年)>:時間潰しに入った書店でついつい衝動買い。作者のデビュー長編で『このミステリーがすごい!』大賞受賞作。導入部で引き込まれ、途中で少しだれ気味になり、繰り返し書かれる亡き弟への思いに安手のドラマを感じ、エンディングでは女性作家がここまで書くのかという性交描写に意外さを感じ、ヒステリックな看護主任の唐突な変貌に安易な作風を覚え、でも全体的には共感覚や知的障害者厚生施設を舞台にし、主人公が臨床心理士というシチュエーションは新鮮であった。

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