2022年6月5日日曜日

ONKYO、サン=ジョルジュ

 焼酎で酔っている状態の続き。 

 ONKYOが破産した。大学を卒業して就職した頃に富山市のオーディオ販売店で買い求めた人生最初のコンポーネント・アンプがONKYO Integra 725であった。当時はかなり高評価のアンプであって、ケーブル接続が背面ではなく上部からできるのが特徴的だった。ちなみに同時に購入したのがプレーヤーPL-25EとスピーカーDIATONE DS-251-今から丁度50年前のことで両者とも奇跡的に(!?)まだちゃんと動作する。同時期に購入したTEACのオープンリールデッキ(A-2300だったか?)はとうの昔に廃棄した。オーディオ・ラックも尞の部屋に置き、月賦とはいえ初任給52,000円の時代によくもまあ揃えたものではある。

 サン=ジョルジュのアルバムを二つ続けてe-onkyoより購入した。この作曲家は砂川しげひささんの文庫本で知り、NAXOSのアルバムで聞いてはいたが「ヴェルサイユ宮殿、小トリアノン宮における王妃マリー・アントワネットのための音楽会」の中にある演奏で尚更に好きになり、今回は高音質の二つのアルバムをよく利用するe-onkyoからDL購入。
 プランテーション地主と奴隷との間に生れ、1700年代に音楽を学び、差別にあったこの人の人生を知りたくなる。「黒いモーツァルト」とも呼ばれるらしいがそう呼ぶこと自体が差別的である。

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