2023年9月12日火曜日

ラグビーなど

 大学ラグビーのシーズン到来とともにフランスでのワールドカップも開幕となり、暫くは観戦を楽しむこととなる。いつものようにJSportsのオンデマンドも再開した。
 早稲田と立教戦。早稲田はすっきりしない戦い方。SH宮尾が夏合宿の練習試合も含めてずっと登場していない。故障でもしたのか。
 日本とチリ戦。快勝。次戦以降の戦い方で真価が分かるであろう。

 読んだ本がたまってきたのでいつもの業者に買い取ってもらった。予想よりも高く引き取ってもらった。

 <渡辺京二 『幻のえにし 渡辺京二発言集』(弦書房、2020年)>:他著でかつて読んだ内容が重なる。

 <渡辺京二 『肩書きのない人生 渡辺京二発言集 2』(弦書房、2021年)>:石牟礼道子、三島由紀夫に対する著者の捉え方、思いなどに関しては初めて知ることがあった。三島由紀夫の自死について、解釈することではなく受容することだとする態度に新鮮な思いがした。何事も受容し、そして自分自身の中で考え、何事も起こりうるこの世界を自分の中で捉える、ということ、そう思う。もちろん考えることの基礎を強固にする学びは常に行わなければならない。

 <ブラッドベリ 『『華氏451度』を漫画で読む』(いそっぷ社、2023年)>:多くの事象、社会を暗喩している。中国における香港を透かしてみることも出来るし、関東大震災の朝鮮人殺害に対する政府の対応を見ることも、正義を振りかざす人間も、失敗をなきものとする企業における会社人も、辺野古に反対する沖縄と唯一の解決策と主張する政府関係者も、人間社会のいろいろなことをこの本は描いている。 日本語の「漫画」という言葉からイメージではなく、アメリカの「コミック」である。圧縮され、要約された吹き出しの中の文章を読むよりはやはり文字だけの本で読むべきである。描かれた絵が吹き出しの言葉を補完しているとは思わない。

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