2015年12月30日水曜日

神楽坂~赤坂~御徒町

 暇つぶしに神楽坂をぶらりぶらり。JR飯田橋で下車するのは今年1月28日の卒論面接以来であり、その時と違って今回は西口改札を出てから右側の神楽坂に向かった。数年前の夜の飲み会で歩いてはいるのだが、どこを歩いたのかは記憶がなく、神楽坂はほぼ初めて。
 予めプリントアウトしたガイドマップを手にぶらぶらするのは殆どお上り状態。昼食時だったのでたまたま目の前にあった蕎麦屋に入る。日当たりの良い席に座り、酒とセットのメニューを注文。先に出してもらった家人の天婦羅に手を出しながら福井県の酒を飲む。セットメニューは福井県の珍味もあり美味しい。酒一杯では殺生だと弁明しながら追加注文したら、店の人もそう思いますと言い、別の地酒を勧めてくれた。蕎麦ももちろん美味かった。おいしい蕎麦店にはうまい酒があるとの自説に違わず、いい時間だった。

 我々と同じように年配のカップルが少なからず散策している。テレビで紹介していていたのも影響しているのであろう。ぶらりぶらりしていると飲食店の多さに驚いた。後で立ち寄った陶器店のおかみさんが言うには、昔は下駄屋や雑貨やさんなど日洋品の店も多かったが、最近は飲食店ばっかりになったと言っていた。
 神楽坂おこしの試食がおいしくて購入。このような街に住むのもいいなあと思うが、不動産広告に目をやると戸建ての価格は億に近くなっているし、アパートの家賃も高い。得るものの価値や利便性が高ければその代償に差し出すものも多くなる。ま、何事にも当てはまる世の摂理ではある。

 神楽坂に倦きがきて、赤坂に向かった。目的は青野の豆大福と日枝神社の神猿(まさる)のお守り。買う列に並んでいるときに直後の母娘が話しかけてくれ、年明けはとんでもない混雑になるし、まして来年の干支は申なので例年以上に混雑するでしょうとのこと。12年前の正月も凄かったですよと教えてくれた。近くに住んでいるが、正月にはとても来る気持がおきないので早めに来ているのだとも仰っていた。

 自宅への帰途、御徒町吉池に立ち寄って食料品を購入。混雑のアメ横は避けた。
 風邪のせいでここ1週間ほど外を歩くことが少なく、さすがにこの日はいつもより疲れた。でもたまにこうして出掛けると、知らない街をぶらぶら歩くのは楽しい。