2015年12月8日火曜日

蛍光灯廃止で暗くなる

 2020年を目処に蛍光灯廃止に向かうようである。蛍光灯が廃止になってLED化が進むと世の中はますます暗くなってくるはずである。今もLED化した照明の店舗は多くなっているが、LED化されるとともに店舗内は暗くなっているという印象を持っており、これはまず間違いなかろう。

 我が家も電気料金節約のためにLED化を実施した。LED化にあたって認識したことは主として以下である。①明るさを維持しようとすればLED照明器具はかなり高価なものとなる。②しかし、LED化することで経済的メリットは必ず生じる。端的に言えば、LED化すればいつかは今よりは経済的に得するから、明るさ維持のためにLED照明器具購入時はケチらないことである。

 我が家より少し歩くと、ドラッグストアとスーパーが道路を挟んで隣接しており、前者は今も蛍光灯照明で明るいが、後者はLEDにしたためにかなり暗くなっている。しかも電球の色温度を間違えて選択しているために随分と様子が変わってしまった。
 明るく照明するLED照明器具はかなり高価である。そして器具のパッケージに記載されている消費電力やルーメン表示は判りにくい。勝手に思っていることであるが、LED照明器具は高いので安価な方を選択しやすくなる。そしてその結果LED化したことで暗くなる。自分の身近には暗い場所が苦手という人がいる。その人は、最近は店に入ってもどこもかしこも暗くなって厭になると言っている。自分でもそう感じている。コンビニでも同じだが、元締めの指針の違いがあるのではないかと思うのであるが、ある系列店はさほど暗さを感じないが、別のチェーン店は概して暗い傾向にある。

 容易にLED器具に交換できればよいが、安定器取り外しなどの工事を必要とする場合は少なくない。そうすると一時的な出費はバカにならない。工事は選択手段がないが、コスト抑制にはLED照明器具の出費を抑える傾向に走る・・・ということでLED化すると照明は暗くなる。この論理はさほど間違ってはいないと思う。

 最近気にくわないのは、暗くなっている店に入ると節電をうたっている店がある。美名化させた節電という言葉で弁明していることにその店のあざとさを感じる。照明するという目的を横に措いて節電することを目的とするような立場をとることを善しとする店があるのはどうも好きになれない。