もうすぐに五輪。笑えない笑劇、政治家の猥雑な言動。呆れを通り越してどう表現してよいのか言葉が出てこない。
毎週録画している近現代史のテレビ番組をたまたま見ていた。ガダルカナルの敗北と撤退、大本営の偽りの広報、いまの状況と重ねて見てしまう。撤退を転進と言い換えた昭和18年、いまは安心・安全を繰り返す。思考パターンは何ら変わることがなく低劣。乱暴な言い方であるが、これが水戸学の発展結果である。
<永井義男 『秘剣の名医 吉原裏典医 沢村伊織』(コスミック・時代文庫、2018年)>:永井さんの本を小説として読むのは実に10年ぶり。もう小説は書かないかと思っていたのは自分の浅墓さであって、こんな面白い小説がコスミック出版から出ていたとは知らなかった。又、近くの本屋にもこのシリーズが並んでいなかったと思う。気づかなかったと言うことはないと思うが、自責を棚に上げて勝手なことを言えば、出版社側の書店への営業不足なのかもしれない。
時は文政12年(1829)年頃、舞台は江戸吉原、主人公はシーボルト直弟子で外科医術に長けている医師沢村伊織、フェンシングの使い手でもある。
日本酒を飲みたくて純米大吟醸を買ってきたが安価だったせいなのか杯を重ねることがなく瓶を冷蔵庫に入れた。
じゃぁ久しぶりにハイボールを味わおうと、衝動買いした比較的安価なウィスキーのボトルを3本並べた。Deward’s White Label、新里-初めての沖縄のウィスキー、Ichiro’s-初めてのIchiro’s。
今も飲んでいて酔っているのでそのうちに感じる味も好みも変わるかも知れないが、今の好みの順番をつければ、新里>Ichiro’s>Deward’sの順。ハイボールじゃないならば順番は変わるかもしれない。
<永井義男 『秘剣の名医 ニ 吉原裏典医 沢村伊織』(コスミック・時代文庫、2018年)>:シリーズニ回目。花魁に恋して、彼女は身請けされて川越に行く。出て行ったあとに和歌であろう文を認めた扇子が届き、伊織は涙して吉原をでる決心をする。
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