2021年7月14日水曜日

ネック・スピーカー、コロナ対策禍、永井さんの小説、漫画

 ウェアラブル・ネック・スピーカーを購入。ダラダラと本や雑誌を読むときのBGMとして最適。音量は小さくて済むし、ヘッドホンのような圧迫感もない。音が鳴っているときの微かな振動が肩に伝わりマッサージを受けているような心地になる。

 今日(13日)は西村経済再生相の発言撤回。撤回したところで一度発言した言葉は残り続け、馬鹿加減は人びとの記憶に残り続ける。まさに「コロナ対策禍」の象徴。

 <永井義男 『秘剣の名医 三 吉原裏典医 沢村伊織』(コスミック・時代文庫、2019年)>:女のあそこに蛇が入ったとの噂の真相を暴くところから始る。昔、奥会津に住んでいた中学生の頃に、会津バスのうら若き車掌さんがやむを得ずに峠の草むらで用を足したらあそこに蛇が入った、湿っぽくて暖かかったんだろう、とまことしやかな噂話があった。世界中のあちこちで同じような噂話は存在するようである。
 今回の物語は、伊織が鳴滝塾で学んでいた頃の同僚であった吉田と偶然に再会するところから展開する。吉田は丸山の花魁であった女房お長と箱根越えをするときに護摩の灰に遭遇してスッカラカンになり、困窮していた。尻尾の如き肉瘤をもつ3歳の子を二人で手術して治癒し、それが縁で吉田は住居も見つかり、望んでいた開業医となる。護摩の灰も見つけ出し退治する。肉瘤の子の母親の妹であるお園と伊織の恋を匂わせて頁は了いとなる。

 <魚豊 『チ。―地球の運動について― 第4集』(小学館、2021年)>:やっと第4集。

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