<渡辺京二 『未踏の野を過ぎて』(弦書房、2011年)>:主に世相を論じた文章群、真宗寺-佐藤秀人に関する箇所に惹かれた。でも、実際に真宗寺の中に入り住職の一方的と思える思考(嗜好)を聞くのはおそらく断えきれないであろう。強烈な個性を前面に出して自説を主張する人は苦手である。こういう人は魅力的であっても個人的には適度な距離を保っているのが自分にとって好ましく思える。反面、彼の後背にある浄土真宗とは何か、知りたくなる-と思って何年経つであろうか。法然に惹かれて過去に何冊か本を読んだけれど、そもそも「宗教」というものがちゃんと理解できていない。
<渡辺京二 『細部にやどる夢 私と西洋文学』(石風社、2011年)>:取上げられている西洋文学の作家/作品は一冊も読んだことがない。したがってそこの部分は斜め読みし、ちゃんと(?)読んだのは書物に関する筆者のエッセイ数編。購入して10年以上も経つ本をこのように取り扱うのは自分自身の体たらくと自戒(自壊)でしかない。
『週刊文春』の年末恒例「ミステリーベスト10」を確認するために書店に行った。本屋に行く頻度は以前に比べて格段に少なくなっている。いつもの癖が出て予定外の本を2冊買ってしまった。
この書店ではクレジットカード読み込みのエラーが多い。他の所ではなんともないがここではよくエラーが出てしまい必ずといって良いほど読み取りを繰り返される。
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