2022年12月28日水曜日

大学ラグビー選手権準決勝、早稲田の勝利

 大学ラグビー選手権準々決勝(12/25)、早稲田は対抗戦に続いて明治に負けるのではないかという気持ちの方が強かった。昨年は早稲田が対抗戦で勝利し大学選手権準々決勝で敗れた(それも悔しいエラーが続いての敗戦)。今季はその逆があり得るのだろうか、対抗戦では完敗し、東洋大学との戦いも圧勝したというわけではなかった。相良主将が復帰し、夏に故障した伊藤がSOで初先発とはいえ、佐藤健二はリザーブスタートだし、スクラムは劣勢にあり、L/Oへの不安も払拭できない。内心では今年も年越しは駄目かもとも思っていた。
 しかし、テレビ中継を見ながらチャンスでは久しぶりに大きな声を出し体に力を入れた。松下の2本のトライ、鮮やかな宮尾のインターセプトによる75mほどの独走トライ、ハイパントでの槇の素晴らしいキャッチング、明治の2回連続のコラプシングを呼び込んだFWDのうまさ、そして相良のジャッカルで明治ボールを奪い取りタッチラインに蹴り出してゲームオーバー。結果は27(3T3G2PG)-21(2T2G1PT)、素晴らしい試合だった。

 慶応は33-34で京産大に惜敗、筑波は最後の10分で1T1G1PGと10点を挙げて東海に20-17で勝利。帝京-同志社は昨年同様に同志社の大敗。望むらくは慶応が京産大に勝って欲しかった。そうすると準決勝は対抗戦の大学だけで戦うことになり、対抗戦のレベルの高さが再認識された筈だし、また、準決勝での早慶戦も楽しめた筈だった。
 今回の準々決勝はどの大学に肩入れすることなく単純にラグビーが好きというファンならば、帝京-同志社を除く3試合はどれもたまらなく楽しめたいいゲームであったと感じられたであろう。 1/2は箱根駅伝と準決勝の両方で早稲田を見ることができ、2年ぶりに心弾む正月になりそうだ。


 早稲田の勝利を祝って飲んだ。江口寿史バージョン“紅乙女”のグラスの中は奥会津只見の米焼酎“ねっか”。

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