2015年11月2日月曜日

ラグビー、野球、駅伝

 例年なら11月最初の日曜日は秩父宮ラグビー場にいるのだが、リピートクーポンを購入済みであるにも拘らず今年は家にいた。今季の早稲田ラグビーのレベルは低い。1999(平成11)年の対抗戦4位、あるいは1983(昭和58)年の同5位以来の弱さと言っていいだろう。そして強すぎる帝京に向かっては勝てるはずもなく、前の筑波戦での酷い敗戦を目にしてから試合観戦に足を運ぶ気にもならなかった。自宅ではテレビもつけなかった。
 結果は大学選手権・対抗戦を通じて最大の点数を取られて惨敗。惨敗なんて言葉はまだ甘いかもしれないほどの負け。寂しいし辛い。残るは慶応戦と明治戦。これまでの各校の得点を見る限りでは、2校との試合はネガティブな予想をしてしまう。対抗戦での順位は4位か5位となるであろう。

 テレビでは伊勢路への駅伝、そして野球の早慶戦を見ていた。関東地区予選を経て参加資格を得た駅伝では早稲田はシード権獲得の4位。主力を欠いた中での4位は予想よりも良かったと言えるのではなかろうか。
 野球、シーズン序盤で優勝はほぼないものと思っていたが、慶応に連勝しての8年ぶりの春夏連覇。そして優勝45回目は単独トップ(2位は法政)。

 RWC2015のドリームチームに五郎丸が選出された。凄い。また今回から新設された「最高の瞬間」賞にあの南ア戦が選ばれた。 南アによっては屈辱であろうし、じゃぱんにとっては誉れ高い最高の試合となり、今後も世界レベルで記憶される。「最高の瞬間」賞はあの南ア戦があったからこそ-2014年までじゃぱんはRWCでは1勝しかなく、また、NZ戦でじゃぱんが取られた145点はRWC史上最多失点、そのじゃぱんが南ア戦に勝ったからこそ-新設されたのではなかろうかと勝手に想像している。
 RWCのHPを見ると、最優秀コーチにエディーさんがノミネートされており、そして何と最優秀チーム候補にはNZ・アルゼンチン・オーストラリアと並んでじゃぱんが選ばれていた(じゃぱんだけが決勝ラウンドに進んでいない)。また、最優秀トライ候補には南ア戦での五郎丸のトライが6候補の中に選ばれていた。いずれも最優秀とはならなかったが、RWCのHPでは動画が流れており、全世界で見られている。スコットランド戦での五郎丸のトライも動画の筆頭でアップされている。

 駅伝・東京六大学野球・RWCの嬉しいニュースがあるなかで、早稲田のラグビーの残酷な結果は落ち込んでしまうほどに残念だが、残り試合では少しでも早稲田らしい試合をしてほしい。RWC効果もあり、明治が復活してきたこともあり、また国立競技場ではなく狭い秩父宮での試合ということもあり早明戦のチケットは売り切れ状態にあって当日券は販売されない。そのような早明戦であるからこそ-早明戦は、それまでの他校との試合結果は参考にならないとはよく言われていることであり、だからこそ-早稲田にはいい試合をしてほしい。もちろん慶応戦も同じである。藤田が早慶戦より参加できることを願う。