2016年3月26日土曜日

社宅街の研究書

 風邪がなかなか通り過ぎてくれない。喉の痛みを除去しようとスプレー薬を使用し、少しは緩和されたが今度は鼻づまりに痰がひどくなった。結局また薬を買ってきた。服用してから注意書きを見たら、胃潰瘍・十二指腸潰瘍に罹った人は医者あるいは薬剤師・登録販売者に相談しろと記述されている。ちょいとドキッとしたけれど、まぁいいや。
 数年にわたって風邪を引くことはなかったし、その時はオレは健康だと主張していたが、風邪を引いてからはオレは馬鹿ではなかったと言っている(巷間では馬鹿は風邪をひかないといわれる)。

 <社宅研究会編 『社宅街 企業が育んだ住宅地』(学芸出版社、2009年)>:鉱山関係の書物をWebcat Plusで探して引っかかった本。通教の卒論のために文献調査をしていた頃に見逃したか、あるいはそのときはテーマに無関係の本と判断したのかもしれない。楽天のポイントが貯っていたのですぐに購入。こういう研究書でも在庫されていることに驚く。この本の中古本は新刊よりも高い値付けをされているケースがある。
 読み始めてすぐに同分野の文献のコピーを持っていることに気付いた。それは『近代日本における企業社宅街の成立と展開に関する研究-金属鉱山系企業社宅街の比較分析-』(第一住宅建設協会編、2008年)-非売品であるが幸運にも秋田県立図書館で手にすることができた-。両者は部分的に内容が類似している。それもその筈で、この『社宅街』の執筆者12人のうち7人は『近代日本における・・・』の執筆者であった。より正確に記すと、『近代日本における・・・』の執筆者7人全員が『住宅街』を執筆していた。だからといってこの本はムダだったという訳ではない。社宅および社宅街についての研究が詳細に記述されている。もちろん鉱山関連を中心に目を通し、かつての自分の鉱山社宅生活と比較しながら読んだ。資料(史料)がなければ研究はなされないので、ここでは当然ではあるが大企業が研究対象とされている。旧帝大の実習報告を基礎にしており、戦後については社宅街・社宅などの遺構の現況に触れるしかない。研究は樺太・台湾・南洋群島にも拡げられており興味深い。
 いま思っていることは、奥会津横田鉱山についてまとめておくこと。昨年の4月末頃にはその年の年末まで終えたいと思っていたが、自分で自分に縛りをいれる難しさと、生来の怠け癖あるいは易きについてしまうことでずるずると先送りにしていた。やりたいことは沢山あるしが、少しストイックになろうと自戒するしかない。この『住宅街』はその参考文献の一つとなるし、文章構成に関するヒントを与えてくれる。

 たった今、ネットでマイアミオープンの経過を確認したら、西岡と大坂がともにストレート勝ちして3回戦進出を決めた。西岡はランク124位で買勝った相手はランク23位(21シード)、大坂なおみは104位で勝った相手は18位(元5位)。両者ともにストレート勝ちで、特に大坂はスコア上6-1/6-3の完勝。ATPの録画を忘れてしまったが今夕NHKで録画放送される。見なければ。WTAはもともと放映がないが、何とかNHK-BSで放映してくれないだろうか。要確認。