2016年11月11日金曜日

独り言

 トランプが次期大統領に決定。アメリカ合衆国(合州国の方が適していると思う)の公に定められた法によって彼が選ばれて間もなく全米ではトランプ反対デモ。なんか妙。トランプ側に投票した人たちにどう向き合うんだろうか。受け入れたくない気持は判るけれど、選挙の結果後すぐにトランプ反対というのは筋違いのような気がする。クリントンが当選していたらトランプ賛成の人はやはり結果に抗うのであろうか。そうであるならばやはり選挙で選ぶというシステムに欠陥があるとしかいえないだろう。否、そもそも万人が得心する術などないのだ。
 Popular vote(一般投票)は、クリントン47.7%>トランプ47.5%で、Projected electoral vote(選挙人団)はクリントン232<トランプ306。(以上の数値はhttps://en.wikipedia.org/wiki
/United_States_presidential_election、2016、11日 0:15。)この逆転現象はゴアとブッシュと同一の状況。おかしいと指摘されるもそのままでまた再現した。これがおかしいと言うのは、多数決を是とすることが基本にある。でも根っ子は多数決というシステムが抱える問題にあろうかと思う。日本だって一般投票で過半数どころか遙かに下回る獲得投票でありながら国会では一強となっている。投票率20%代で当選しても、歓喜の表情で堂々と当選萬歳をして議会を構成している現実がある。
 いまの状況が最善策なのか、問題点は何か、そしてどう検め正すべきかを問い続けることが組織(システム)のあるべき姿だと、青臭いと言われようがそう思っている。そして、「軽々しく口に出される民主的」がキライなのである。結局は、この世の中で一体何をどう捉え、自分は何なのよ、と思い続けるしかないような気がする。マジメに考えているわけではないけれど。
 今日の午後、車から甲高い女性の声が何か訴えていた。うるせーなと思いながら、何が彼女をそう熱くするのかな、と不思議だった。

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