2016年11月11日金曜日

大腸内視鏡検査始末

 5月末の人間ドックで便潜血が指摘され、書面上で要精密検査とされていたが10月頃に病院に行こうと放っておいた。そんなところに息子が同じく便潜血があるからどこか病院を紹介してとのメールが来た。かつて2年間にわたって2回ポリープ除去をした池袋の某病院を紹介した。23年前の人間ドックを池袋のクリニックで行いそこで紹介された病院であり、そのとき一緒に診察を待っていた人が、地元の横浜では痛くてしようがないが、ここはやはり評判通りの病院で数年前からここに来ている、と言っていた。そのときのポリープ除去は一泊の入院が前提で、まずは3箇所を除去し、翌年には先延ばした1箇所を処置した。痛みも何もなく、スムーズに終了していた。

 息子が予約を入れてから少し経ってオレも予約を入れて先ずは診察をして、11月末には内視鏡検査を予約した。
 暫く経ってから息子から連絡があり、10月末にポリープを除去したが検査中は耐えられないほどの痛みがあり(内視鏡が腸の内壁に当たるときのようである)、一日経ったいまは出血がひどいと言う。すぐに病院に行って止血処置をしたとのこと。そしてその二日後また連絡があり、出血が止まらない、職場の人から病院を紹介され、池袋の病院に紹介状を書いてもらい、柏の某病院に行ったら即時入院となってしまったと言う。息子の嫁さんは0歳児の赤ちゃんがいるので病院に駆けつけるわけには行かないので、オレが着替えなどを持って行くことになった。家人も車に同乗し、柏までの片道1時間の通いを連日4日通うこととなった。
 内視鏡検査のある当日朝に息子から電話があり、念のためにすぐに病院に来てくれろ医者から言われたという。胸騒ぎがするが、連絡は病院からではなく息子本人からなので悪いことは考えずに病院に向かい、ナースステーションで内視鏡検査室に向かうように言われ、エレベーターで降りたら検査を終えたばかりの息子が車椅子に座って出てきたばかりだった。約1時間後、処置をした医者が経過説明に来て一緒に聞いた。オレにすぐに病院に来てくれと言う意味は、手術や輸血の必要があるなら同意書へのサインをしてもらうためだったようである。医者が患部の写真を見せて説明をし、ポリープ除去した3箇所はすべて潰瘍になっており、1箇所毎に数本の止血処置が施してあった。そして直腸部に1cmのIs(無茎型)ポリープが残っているという。池袋では1箇所が残っているとは息子は聞かされていない。取り忘れですかとその医者に聞いたら、少し間を置いてからそうでしょうね、と仰る。また出血の可能性は誰にでもあるとも言う。医者によって技術の巧拙があるのではないですかと聞くと、それはないでしょう、誰がやっても可能性はあると言う。まぁ、医者が医者を非難(批判)することはまずないであろうからそれ以上は聞かないこととした。出血の可能性があるから、その際はすぐに駆けつけられるように自宅の近くの病院がいいですよ、とも仰る。・・ところが、翌日、息子に聞いたところ、看護師さんが、“普段は穏やかで他人の批判をしない先生が、(池袋の医者は)やりっ放しのひどい処置で、同じ医師として許しがたいと言っていた”とのことであった。入院して4日後に息子は退院。4ヶ月後には潰瘍の治療と残っていた1箇所のポリープ除去をその病院で行う予定を組み入れた。
 オレは予約していた池袋のその病院にキャンセルを入れた。その病院で息子のポリープ除去した医師と止血処置をした医師の名前は掴んでおり、オレの検査時の担当医にならないことは判っているが、その藪医者を放置している病院には信頼をおけない。春日部市内の某病院に行って状況を説明し、12月某日に先ずは予備内視鏡検査となる。そこではポリープがあったとしてもいきなり除去することはしないらしい。息子の経過と、オレの経緯を説明していて池袋の某病院の名前をポロッと出してしまったら、その病院の院長は名医で通っているのだが、息子さんに対応した医者は非常勤の医師なんでしょうねと言う。
 その池袋の某病院で購入した内視鏡検査前日の食事パックが残っていて、ダイエット食にしたが、さすがに消化促進の小粥中心で夕食はコーンスープだけでは腹を充たすことはできなかった。しかし、医者も人の子でミスもするであろうが、今回の息子の件ではひどすぎた。数年前にオレがかかった二人の某整形外科医と同様の藪医者ではある。

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