2018年8月24日金曜日

キッチン・クローゼットの修理

 キッチン・クローゼットのパネルを閉めるとき、最後の閉め終わりでガリガリと異常音がする。3年前に修理した箇所の不具合再発で、歯車が摩耗してしまったのか悪い予感がした。歯先の摩滅ならば代替品を容易に入手するのは面倒。だが、原因は前回と同じく、オイルダンパーに嵌合装着されたピニオンがダンパー軸上スラスト方向にずれてしまいラックとの噛み合いがうまくいっていないことだった。ピニオンのスラスト方向に2mm近いクリアランスがあり、これは設計ミスあるいはスペーサーの取り付け欠品。プレーンワッシャーと手作りしたプラスチックシートでクリアランスを極力なくした。これでオーケー。全作業時間は1時間もかかっていない。
 サラリーマン時代は機械製品設計の仕事に従事してきたので修繕結果に誇らしい気持ちもちょいとはある。その誇りの向け先は連れ合いしかいなくて張り合いがなく、もうちょっと複雑な機構の修理なら自慢の声もより高らかにしたのであるが、彼女の反応は大したことはなかった。とは言っても、娘やその子どもたちはおもちゃや身近に使っているものに不具合が生じると(娘婿にではなく)自分に直してと持ってくる。先日も息子の子どもが壊したおもちゃをすぐに応急処置で直したら息子の嫁さんがいたく感心していた。声にも表情にも出さず、心の中ではどうだ凄いだろと呟く。

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