2019年8月1日木曜日

ブラインドの修理

 プリーツタイプのブラインドの昇降コードが破損し、ごまかしごまかし使用していたが、とうとう限度に達した。破損は、昇降コードの被覆部剥離から始まり、それは昇降の円滑な動きを妨げる。最初は被覆部を部分的に削除し、コードの芯だけで耐えさせていたが、ついにはその芯が切断される。切断部は繋げれば良いのだが、昇降時の動きに支障-動きの引っかかり-が出てくる。このような状態がほぼ1年近く続いていたが、限界となった。
 カーテン屋さん経由でメーカーに修理を出せば、予想だが数万円の費用はかかるであろう、それにこのような単純なメカニズムの不具合を自力で修理できないのでは、かつての機械設計従事者の沽券にかかわる。自分で直そう、そして家人に自慢してやろう、家族にも凄いねと言わせよう、と少しは思った。
 大きなDIYのカーテン屋さんにまずはコードの有無を確認したが、予想通り在庫していない。注文すれば1週間はかかる。結果、ネットで探し、1mm径芯あり8打コードを発注、送料込みで2041円。発注翌日に配達された。最長でも5-6mほどしか使わないはずなのだが注文したコードはなんと50m、短いものを探すもかえってかなりのコスト高になる。まあやむを得ない。
 そして修復に取りかかる。1.8m幅で2mほどの高さのブラインドはプリーツタイプとあって結構取扱が面倒。取り外しは経験済みだがいかんせん忘れている。結局は、都度要点はスマホで写真を撮りながらほぼ9割方分解し、結果だけ言えば完璧に修復できた。最初は午前中だけ、2日目は夕方と2日間に渡り、絡み合うコードと格闘し、分解とコード交換-これが面倒-、長さ調整等々と述べ約6時間ほどは要したであろうか。
 繰り返しになるが、修復後は完璧、自分の技術力を自慢すれど、家人は理解せず。過去にも家のものを何度も修復をしているので当たり前と思っている節がある、これも自慢でしかないか。
 部品代約2千円、技術料(プロならば)時間あたり1万円として2時間を見込み2万円、輸送費+利益管理費で総合計3万円の費用、と乱暴に見積もる。それを自分でやったので半額にして1万5千円とするも、家人は”あらそう”と言うだけ。随分と重宝できるオレなのだが、所詮それは己惚れなのであろう。いいたいことは、「完璧な修理」という自画自賛だけ。
 でも、分解-部品交換-再組立、という工程のなかで、ここはこうすればアセンブリーのコスト低減につながるかも、部品の形状変更で金型コスト低減になるだろう、とかなんとか思いながら作業をするのは楽しかった。もし修理に失敗してもその原因のごまかしというか、逃げ場を予め想定しながら進めるのはちょいと不真面目ではあるが。

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