2019年1月21日月曜日

全豪テニス、マンガとSF

 18日、エキササイズ・マシンが到着。如何にしてして努力せずに運動を装うか、i.e., 運動不足認識への、怠け者の安易な対応。
 19日、二日目前の2回戦と同様に全豪テニスの錦織と大坂さんの試合を見続ける。錦織の2回戦ではファイナルセット第9ゲームで0-40になったとき、もう負けたと思ったが、そこからポイントをとり続け、タイブレークでも一旦はリードされたが最後は勝利をおさめた。しかしながら、サービスとレシーブとボレーだけでラリーは極端に少なく、サービスエースだけで決まる試合は見ていて実につまらない一戦だった。3回戦は快勝。一方の大坂さんは2回戦までの貫禄勝ちとは逆に3回戦ではフルセットまでもつれた。2セット目では完全に相手選手の流れになり、これまたもうダメかと思ったが、1-4から立ち直り、その後は相手にテニスをさせずに6-1となり、強くなった試合振りに魅せられた。試合後にベンチを去るとき、空になったペットボトルを両手でもって所定の入れ物に片付けたのが印象に残った。きっとそのように躾けられているのであろう。今日は玄関から一歩も外に出なかった。
 20日、コメダ珈琲で昼食。息子の家に迂廻し、届け物を渡し、息子の娘の脇をくすぐって遊ぶ。あとはテレビを見ながらPCで旅行の検討。
 21日、またもやテレビで、ついさきほどまで全豪テニス観戦。大坂さんはまたもや1セット目を失うが逆転勝利。ダメかと思うときもあるが、連れ合いは大丈夫、彼女は勝つと断言する。テニスに関しては連れ合いには抗わないこととしている。錦織、さきほど終了したが、5時間以上にわたる死闘。何度も今回は負けると思うが、ATPのHPでもMarathon Man Nishikoriと記すように驚異の粘りで大逆転勝利。チャンが涙ぐんでいるように見えた。セットカウント0-2からの逆転もそうだが、ファイナルセットでの5-8からの逆転は、2回戦のとき以上に昂奮した。とてつもない凄い試合だった。長い期間にわたって記録/記憶に残る試合だろう。

 <原泰久 『キングダム53』(集英社、2019年)>:兵糧が尽きてきた秦の信軍・玉鳳軍がリーダーの鼓舞により覚醒し、将を失った亜光軍もまた勝利を確信し前線に合流しようとする。ここでto be continued。

 <伊藤計劃 『虐殺器官』(ハヤカワ文庫JA、2010年)>:途中から読むのが苦痛になってきた。メインストーリーに入る前の、入っている中においても主人公の私的歴史の説明が長過ぎる。内面へのナイーブな振り返りが繰り返され、この小説の焦点が錯綜しする。漢字にふられるカタカナ英語のルビにも厭になってくる。評価の高い小説ではあるが、1/3ほど読み進めたあたりから流し読みのようになり、退屈極まりない一冊だった。

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