2020年1月9日木曜日

西新井大師、ラグビー、ATPカップ、只見線

 1/6に西新井大師へ初詣(?)。古いお守りなどを処分し、手を合わせて心の中でささやかな祈願をし、お神籤を引き、新しいお守りを購入し、清水屋で漉し餡の草団子を買い-対面の中田屋は工事中で閉じており、為か清水屋のいつもの試食はなかった-、まめ屋で数パックの豆を買い、帰宅。いつもの、毎年繰り返しているパターンの初詣であった。
 昼食時はとうに過ぎていたが、過去の経験から立ち寄りたい食事処がなく、結局は自宅に帰ってからとした。

 高校ラグビー、桐蔭学園がやっと(!)単独優勝を決めた。主将のSO伊藤、後半から登場したSH島本は早稲田入学が決まっていて、この二人の動きを中心にテレビ観戦。

 国別対抗戦ATPカップ(ATP Cup 2020)の日本対スペイン戦、西岡とナダルの試合は好試合だった。正直なところ西岡がここまでやれるとは思ってもいなかった。続けてのダブルス戦で勝てば準決勝進出が確定するのだが、スーパー・タイブレークの後半でスペインのブレークが続き、前半リードが覆されて逆転負け。ナダルはここでもやはり凄い。
 11時からずっとこの対戦を見続け、結局6時間以上見続けた。久しぶりの長時間テニス観戦。いつも思うことだが何故にWTAのテレビ放映はないのだろうか。大坂なおみさんのブリスベンでの試合はダイジェストでしか見ることができない。

 <柴田哲孝 『赤猫 刑事・片倉康孝 只見線殺人事件』(光文社文庫、2016年/初刊2018年)>:新聞の広告で”只見線”が眼に入りすぐに購入。小出から会津若松までの”只見線”が頻出するが、列車内で殺人事件が起きるわけではない。只見線が登場する切掛は約20年前の石神井警察署管内、天祖若宮神社近くでの放火事件。その家内に貼られていた守札は須門神社で、その神社の最寄り駅は只見線/魚沼田中駅。以降舞台は小出・只見線新潟側・小千谷、只見線会津側-只見・西方・川口など-で、諸処で只見町が中心となる。
 只見駅から小出駅までは乗車したことがなく、その区間は何度も車で六十里越えをしている。もちろん会津横田駅から会津若松駅までは何度も乗っているので、この小説に出てくる会津側の駅は全て知っており、まして昭和30年代の生活も語られるので懐かしく感じられる。3つのことをしたいとふと思う。一つは春日部から田島に抜けて会津若松で折り返し只見から小出に出るルートを旅してみたいこと。二つ目はその逆のコース。三つ目は代行バスがなくなって只見線の鉄路がすべて繋がった時にはそれに乗ってみたいこと。一泊すれば余裕を持って実施可能なプランなので、前者二つの小旅行は自分の重い腰をあげるだけなのだが。
 さて、小説はと言うと、放火したのは誰なのか、その人につながる人たちはどのような関係性を持っているのか、誰が何を隠しているのか、それを只見線の地に赴いて警察や消防署、市役所(町役場)などで記録を調べ、60年も前の出来事や人の消息を尋ねまわる。そこにはトリックもなく、後出しじゃんけんのように事実が浮かび上がってくるだけで、恰もノンフィクションのような展開が続く。

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