2021年12月19日日曜日

メモ、マンガ、小説

 The MonkeesのMike Nesmithが亡くなった。78歳。彼はもちろんモンキーズであるが、同時に自分の中ではMichael Nesmith & The First National BandのSilver Moonも同程度の比重がある。ひとつひとつ自分が暮してきた時代にピリオドが打たれているようである。

 EWIの練習。頭の中のイメージと指の動きのずれがもどかしい。テキストのCDにあるジムノペディ1番が素晴らしく、もちろんあそこまで吹けるとは想いもしないが、少しでも近づきたいとの妄想はつのる。
 EWI SOLOのフィンガリングの便利な図がネットにはないのでエクセルをベースに自作する。それを橫に置いてひたすら単純な基礎練習を繰り返すしかない。レベルとしてはリコーダーを初めて手にした小学生並みであるが、覚える速度は小学生とは較べようもなくとてつもなく遅いはず。
 
 ほぼ一日おきに昼に酒精に酔って昼寝をし、夜は丑三つ時までに起きている。この繰り返し。今は零時半過ぎでグラスの酒も少なくなっているし、Norah Jones-今はアルバム「Day Breaks」 –の歌声が心地よいのであるがすでにボトルの中に魅惑の液体はなく、家の中に酒精の瓶ももうない。

 約1年間通った歯科医院もやっと一つの区切りがついて次回は明年の2月。治療ではなくマウスピースの微調整のため。定期的通院がなくなったのは嬉しくもあり寂しくもある。寂しく、というのは若い女性の歯科衛生士さんとの短い会話機会もなくなり、暮らしている領域が一つ減ったことを意味しているからである。

 <本田 『病める惑星より愛をこめて 1』(秋田書店、2021年)>:朝日新聞土曜日の読書面で知って読むが、ハズレ。

 <谷崎潤一郎原作 『谷崎潤一郎原作』(中公文庫、2021年)>:11人のマンガ家が谷崎潤一郎原作の小説をそれぞれれにデフォルメして短編のマンガを編む。ハズレ。

 <永井義男 『秘剣の名医〈10〉蘭方検死医 沢村伊織』(コスミック・時代文庫、2021年)>:シリーズ10作目。魅力的な女性-例えばお喜久さん-が出てこなくてちょいと不満ではあるが、上野・山下の風情が楽しめる。今回は楊弓場での遺体からはじまる。同心である鈴木順之助-友人の名前と3文字が重なり彼の歌う姿態が頭に浮かんだ-の機転が好ましい。

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