2019年3月27日水曜日

暇つぶしに三渓園へ

 25日、暇つぶしに横浜/三渓園に行く。10日程前にテレビの「路線バスで寄り道の旅」をながめていたら三渓園が映し出されていて、思い立って連れ合いと二人で行ってきた。横浜駅東口から本牧車庫前行きのバスに乗って車窓から横浜市内をながめ、約40分後には三渓園入口で下車。料金は一律216円で安価と感じる-短距離の乗車の人は高いと感じるかもしれない。

 一人700円の入園料を支払い園に入ると、カップルの結婚衣装での撮影が4組ほど目についた。気のせいなのか、花嫁の方は喜ばしい明るい表情が見られるが、なかには、早く終わらないか、というような疲労感も漂わせている花婿もいた。
 桜はまだ咲き誇っているという華やかさはなく、幾ばくかものたりない。でも近くにこのような庭園があれば散歩がてらにこの美しい景観に身を置き、つまらない世情などから距離をおいて気分を転換し、落ち着いた心持ちになれるのも比較的容易であるかもしれない。一通り池の周りを歩き、桜を眺め、大きな口を開ける鯉を面白がる-餌をもらえるものだから人がいれば開いた口を水面に出すことが習性になっている。
 園内では最初に食事を摂ったが美味しくはなかった。歩き始めのころは広い庭園と感じたが、歩を進めて一周すると大した広さでもなく、物足りなさも感じる。でも、この庭園が私的な所有物で誰もはいれない場所であるならば、それはもう一つの閉じられた広い空間である。

 東南アジアで見られる、黄色い布に身を包んだ僧侶が二人おり、団体旅行のグループからは英語の会話が聞こえ、中国の言葉があちこちから聞こえてくる。日本人よりは海外からの来園者が多いようである。だんごや屋では会計を巡って支払いに納得できずにいる中国人の若い女性がおり、店の女性は英語も通じないし、計算も出来ないようだしと困っていた。
 帰りにバスを待っていたときもバス停では数人の日本人と、多勢の中国人がいて、将来の日本ではどこでもこのような情景が日常的になるのであろう。

 往路と同じ路線のバスに乗り、殆ど居眠りしたままに横浜駅に到着し、久しぶりに賑やかな場所に立ったこともあり、東口をブラブラし、いくつかの食品を購入し電車に乗った。

 帰宅後、疲れをほぐすために(?)、13日以来に酒精を体にしみ込ませた。12日ぶりの飲酒。さほどの量は飲んでいないがいつもよりは早い眠りに就いた。

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