2015年9月26日土曜日

RWC、スコットランドに完敗

 ライブでスコットランド戦をテレビ観戦。スターティング・メンバーは南ア戦からポジションも含めて8人が変更。フロントローでは両PRが変わりHO堀江は南ア戦に続いて先発。LO大野は退き、No.8はマフィ。立川がSO(FH)に立ち、福岡が左WTBで、前回左だった松島は右WTBとなり、田村が左インサイドセンター。早稲田の藤田は今回もメンバーに入っていない。

 キックオフ3分後にいきなりのPG、12分にもPG。いきなりの連続反則があってもまだまだと思っていて、五郎丸のミラクルなタッチキックに続くモールトライ。コンバージョンも決めて7-6と逆転する。しかし、その後、立て続けに2本のPGを入れられ7-12となる。ジャパンのハンドリングエラー、ペナルティが目立つ。逆にスコットランドはキックオフ後には浅い位置に(バックスとフォワードの中間に)ハイパントを繰り返す。ジャパンは前戦と違ってつまらないミスが目立つ。誤解かもしれないがアイルランド人レフェリーはノッコンの取り方が一定でない気がした。松島がシン・ビンとなり、そしてまたジャパンはペナルティをする。PGが不成功でラッキーと思うも、五郎丸もゴールポストに当たるPGとなる。スコットランドの攻撃をゴール前で耐えていて、右に回されたときはトライされたと思ったが五郎丸の素晴らしい(!)タックルで相手をタッチラインの外に出し、前半は7-12で終了。南ア戦でも10-12でハーフタイムに入ったので、後半に期待するも、南ア戦でも後半にトライを取ったり取られたりしているし、ましてスコットランドは初戦だがジャパンは中3日なのでフィットネスやディフェンスが甘くなって荒れなければいいと思った。それに何にしてもジャパンはミスが多すぎる。
 後半に入り、ジャパンは攻撃するもトライに結びつかない。ゴールポスト前のモールからマフィが空中に飛んでトライを目指すも2人に阻まれる。この後マフィは担架で運ばれてツイと交替。五郎丸のPGで10-12。まだまだ逆転できると思ったがトライをされて10-17(G不成功)。
 この後、10-24になり、10-31となった時点でテレビを消した。勝つことはできないし、点差はさらに開くだろうと思い、翌日確認したらやはり10-45となっていた。諦めた理由は、まずはミスが多いこと、それにゲーム運びが荒くなっていたと感じたこと。PGを選ばずにタッチをとってトライにいったり、マフィの一発狙いのような中央ジャンプ。そして、甘いサインプレーによる中央付近でのインターセプト。南ア戦と違って悪さばかりが出た試合と感じた。誤解を恐れずに書くと、南ア戦で勝ったので、スコットランドでは勝ちに行ってしまった。確かに点差ほどの力の差はないだろうが、伝統ある強豪チームにチャレンジするという気持よりも、勝ちにいってしまったと思う。それが個々の精度の低い、規律のない(i.e.,ペナルティ、ハンドリングエラーなど)プレーに繋がったような気がしてならない。中3日というハード・スケジュール(相手は初戦)、風が舞っていることなど不利な条件の重なりはあるが、だからこそ尚更に地道なプレーを期待した。最低でも1点のボーナスポイントは欲しかった。

 今度は9日も空けてサモア戦。そしてその8日後にアメリカ戦。両方ともボーナス・ポイントをつけての圧勝を期待したい。でも(といってはいけないが)、ベスト・エイトに進むには南アとスコットランドの戦績に依存する。尚、今現在、五郎丸が最多得点のトップにいる(得点は29で、2位はスコットランドのSHで20点)。
 ジャパンの、ミスの少ない組織だったアグレッシブな試合を期待。