2018年6月13日水曜日

英亜里

 年に1~2回、カラオケで英亜里の「花の手拍子」を歌うことがある。この人の声が好きだし、ちょっと妄想を抱かせる浜口庫之助の歌詞も好き。先日、竹の塚のカラオケスナックのステージでこの歌を歌ったら妙に気持ちが良くて、帰宅後にほかの曲を探したが、残念ながらYouTubeで数曲引っかかるだけ。1968(昭和43)年にヒットして、おじさんたちのアイドルになったらしいが今はそれを知る人も少ない。しかし、まだカラオケにあるということは70歳前後の年齢層にはファンがいる証であろう。英亜里は同学年であるから、今はもう68歳で、現在の姿は確かめる術もない。で、ほかの曲を探していたら5年ほど前に限定版のベストアルバム(といってもSony時代のみ)が発売されていた。ネットで探すと結構なプレミアムをつけているショップもあるが、発売元のSonyからなら定価で手に入れることが出来た。
 1974(昭和49)年「夜のヒットスタジオ」を最後にテレビには出ておらず、30歳頃には引退したらしい。その後は中堅歌手の裏方として今に至るとCDライナーノートに書いてあった。沢山の歌を歌っているが、その作詞作曲者には平尾昌明やすぎやまこういち、岩谷時子等々著名な人も多い。弾厚作も「りんどう小唄」を作曲している。
 「花の手拍子」を知ったのはいつのことなのか覚えていない。テレビで歌う姿も記憶に全くない。50年の時を経て、1曲しか知らないのにアルバムを買うのは、曲を聴いて過ぎ去った時代や空気を味わおうとしているのかもしれない。

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